<絞り:f10 測光:中央重点 露出補正:-1.0EV 1/1600秒 ISO100>
朝4時前には日の出を迎える。
5/29、旅行5日目。
襟裳岬から道程約200km離れた糠平湖まで来た。
旅行直前まで釧路方面、できれば根室、それからもっと先の野付半島まで
行きたいと思っていたのだけれど、帰りの飛行機は とかち帯広空港に決まっていたので、
旅の目的である 気に行った風景を写真を撮ったり、
広島では見ることのできない北海道の広大な風景を愛でたり、
贅沢じゃない程度で御当地食材を使った料理を食べたり、
地元のスーパーに寄って野菜や海産物の値段の安さに感心したり、
しながらでは
とても根室には行けない、と
熟考し、熟慮し、悩んだ結果、
帯広の5~60km程北にある糠平湖へ行くことにした。
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糠平湖周辺には、今は廃線となった国鉄士幌線のタウシュベツ川橋梁を代表とする
橋梁や線路跡がたくさん残っている。
朝4時前には日の出を迎える。
少々遅めの4:30頃から朝飯前の散歩を兼ね、宿から10kmほど離れている
タウシュベツ川橋梁のある対岸の展望台まで車を走らせた。
本当は橋梁のある現地まで行きたいのだけれど車は通行止め、
どうしても行きたいなら5~6km林道を歩くこととなる。
しかし、林道入口付近には、
「ヒグマ出没多発地帯です!」とか
「5月19日熊が目撃されました」とか
書かれた看板を必ず立て掛けてある。
新緑に包まれた白樺林道は歩いてみたいのだけれど、
往復10数km何事もなく無事に帰れる自信もないので対岸の展望台で我慢することにした。
と、いっても道路脇に車を止めてから展望台まで約200mの林道。
たかが200mだけれど、されど200m
早朝5時前にここへくるような酔狂な人はだ~れもいない、
いるとすれば熊…
笹が風で カサッ… と音がするだけで怖い。
ビクビクしながら命がけで撮った写真が今日の一枚。
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タウシュベツ川橋梁について、私がとやかく説明するより、
展望台に上士幌町による説明書きがあったので、
それを引用させていただくことに。
それを引用させていただくことに。
タウシュベツ川橋梁
1937年建設 全長130m 10m×11R
タウシュベツ川橋梁は、旧国鉄士幌線の糠平-幌加間に建設されましたが、1955年、糠平ダムの完成にともない、糠平湖周辺が新しい線路に敷き替えられたことにより、使われなくなりました。
それから、現在まで、糠平湖の水位の変動により、見え隠れする「幻の橋」となっています。
例年、6月頃から沈みはじめ、10月頃には完全に水没し、再び現れるのは1月ごろになります。
とのこと。
ちなみに写真の橋梁、5月の終わりなのに、最近の雨降りによるものなのか既に半分以上水没しているようでした。
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