2013年7月28日

管絃祭 2013 No.3(終回)

  
対岸の地御前神社を出航した御座船が、まず最初に帰着する長浜神社にやってきました。
  
 
御座船が帰着する前 20時すぎ、“宮島踊り” が奉納されました。
 
顔を隠すように深く被った編み笠に黒羽織、
500年継承された鎮魂の舞いということらしく、その緩やかな振りは “踊り” という名前に違和感を覚えるほどです。
 

宮島踊りのあと参加者に “ちょうちん” が配られます。

  
 
21:30ころ、ちょうちんの灯りに導かれ御座船が長浜神社の鳥居前に到着です。
管絃の奉奏などののち、大元神社そして厳島神社へ向かいます。
 
 
 
 

2013年7月27日

管絃祭 2013 No.2

   

 18時頃、
御座船は大鳥居前の海を伝馬船に曳かれて3回廻り、対岸の地御前神社に向けて漕ぎだします。
 

  
 
 
18:30過ぎ、
陽も傾き金色に輝いていた海も朱に変り、
広々としていた干潟も大鳥居の脚元まで潮が満ちてきました。

 
 
この後、昨年同様長浜神社の“ちょうちん行列”に参加します。
 
つづく  
 

2013年7月26日

管絃祭 2013 No.1

  
7月24日、管絃祭に参加してきました。
  
先ず最初の写真は、宮島へ向かうフェリー船上(17:00頃)からの様子。
 
 
17:50、大鳥居前にできた大きな干潟、西日に輝く海辺で御座船を見守る人々

  
 
船も影絵のように映ります。
 


鹿も見守り中‥‥




つづく   


2013年7月23日

管絃祭 2013 ~予告篇~

 
 
明日7月24日は、宮島のお祭り『管絃祭』です。
 
 
写真は、昨年(2012.08.04)に行われた管絃祭の模様。

御座船が対岸の地御前神社からまず最初に着岸する宮島の長浜神社での一枚。

 “ちょうちん” に灯をともし出迎えます。
  
 

昨年の管絃祭の模様はこちら
 
 
 

2013年7月20日

お知らせ






当blogにて6/27~7/15の間更新しました 北海道 道東 春の旅 『北の大地 2013』ですが、

アップした全写真(76枚)をスライドショーにしました。


  


ぜひ、フルスクリーン (少し粗い画像になるかもわかりませんが‥) でご覧ください。
 
 
 
 
 
 
 
お知らせでした。   


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素っ気ないお知らせでしたので写真を添付しました。(7/22)
 
 

≪ウトロ漁港にて≫
 

2013年7月15日

北の大地へ 2013 ~10日目 最終回~《美瑛~小樽》

  
 
≪写真をクリックすると大きく表示されます≫
 
 
 
10日目(6/22)、北海道の旅最終日となりました。
 最終目的地は、旅の出発地でもあった小樽です。
 
 
先ずは、恒例の早朝散歩で撮影した『白髭の滝』
撮影途中から雨が降ってきました。
2年前に来た時も雨だったような…

  
 
 道道966号線の通称白樺街道です、白樺並木と道道の間にはサイクリング(ウォーキング?)ロードも整備されています。

  

ところで、『びえいMAP』なるものをご存じでしょうか?

要は、美瑛町の観光MAPなんですが、微に入り細に入り観光名所・グルメ・宿などが記入されていて、ケンメリの木や親子の木、またぜるぶの丘などの名所が効率的に周れるサイクリングマップも載っていて観光客必携の地図なのです。
ただ残念……といいますか、曲がりくねって起伏の激しい美瑛町、このマップを頼りに走ってても道を間違えて現在地が判らなくなってしまう、ということもシバシバ。

そんな『びえいMAP』なのですが、毎年版を重ねる毎に微妙に追記・修正・削除などされているようで、この度購入したマップにはあの有名な『哲学の木』が削除されていました。
理由は明白、観光客が耕作地に無断で侵入するなどマナー違反が原因です。
それに合わせるように “ 畑・立入禁止 ” という表示が多く見られるようになりました。
 

美瑛町の拓真館(風景写真家 前田真三の写真ギャラリー)の近く、『四季の交流館』の裏手、 “ 天空のテラス ” からの眺望です。
この “ 天空のテラス ” 、超マイナーなのか、訳ありなのか、びえいMAPには載っていません。
晴れの日・空気の澄んでいる日にはお薦めです。

  
その後、美馬牛駅、“ゴーシュ”でパンの購入、そして北西の丘展望台、今年CMで有名になった“嵐の木(五本の木)” を周り、美瑛での行動はタイムアップです。
 
いよいよ小樽へ向けて帰路に就きます。
 
帰路のコースは、『悲別ロマン座』へ寄りたくて歌志内経由、
  

歌志内へ向かう途中、歌志内の隣り町赤平市の炭鉱跡地に残されている『旧住友赤平炭鉱立坑櫓』です。
近くに立てられていた説明看板には、地上高は43.8mですが、地下はなんと650mと想像を絶する深さです。

 
  
そしてもう一か所、
上の立坑櫓から1kmほど離れた場所にある『赤間鉱の選炭工場跡』です。

屋根などは、残っていませんが、掘り出された石炭の一時保管場所だったそうです。
滑り台のようなところには、石炭を運ぶベルトコンベアが設置されていたのかも知れません。
左端のには上の写真の立坑櫓が小さく見えます。
 この工場跡の右側には、石炭採掘時に出る不要な岩石などが積まれた130mのズリ山(ぼた山)があります。
時間が無くて断腸の思いで登れませんでしたが、777段の階段があるそうです。
時間が無くてよかった…(^_^;)
 
地下650mの立坑櫓といい、130mのズリ山といい、想像もつかないほどの規模ですが、当時の町の賑わいは如何ほどだったのか!?

  
 
歌志内に入りました。
新歌志内トンネルを抜けると直ぐのところに『悲別ロマン座』がありました。
今では正面に『悲別ロマン座』と銘が掲げてありますが、
ウィキペディアによると
≪旧住友上歌鉱会館。1953年に職員の厚生施設として竣工、映画上映や舞台公演の会場として使用されていた。往時は東海林太郎をはじめとする、有名歌手の歌謡ショーが行われ、大いに賑わっていた。1971年に炭鉱が閉山してから廃墟となっていたが、1977年公開の映画「幸福の黄色いハンカチ」では、会館前で若者たちが「銀座カンカン娘」を歌うシーンで使用され、その後、倉本聡原作・脚本によるテレビドラマ「昨日、悲別で」が1984年に放映されたことがきっかけとなり、地元の若者の手で改修された。以前は、期間限定ながら公開されていたが、現在は閉鎖されている。≫

ロマン座の裏側にも同様な内容の看板が掛かっていました。
ここも立坑櫓などと同じ炭鉱遺産の一つなのです。
 
   

テレビドラマ「昨日、悲別で」使われたのかどうかわかりませんが、ロマン座前の空き地に置かれているトロッコと前庭に咲く赤い花
 


現在は、正面玄関のスペースで喫茶店が営業されています。
ドライブ休憩も兼ねてコーヒーを飲んでいると………
玄関前に現れたキタキツネ、
店長曰く “ 招きキツネ ” だそうです。

   

歌志内を後に上砂川を経由して、一気に小樽です。
 
天狗山ロープウェイからの夕景、この旅で初めて見る夕陽、夕景です。

  
そして、小樽夜景
最後の最後に素晴らしい景色にであえました。

 
 
22:20 あと1時間ほどで舞鶴へ向けて出航です。
飲酒して車の運転ができない同乗者(私のことです)は、左側の長い高架通路から入船です。

 
 
本日の走行距離は239km、北海道での累計走行距離は1970kmにもなりました。


 


より大きな地図で 広島フォト散歩 『北の大地へ 2013』 を表示
 
 
 
 おわり  

2013年7月14日

北の大地へ 2013 ~9日目~《富良野~美瑛》



≪写真をクリックすると大きく表示されます≫



9日目(6/21)となりました。
いよいよ旅もラストスパート、余すところあと2日……
 
  
恒例となった早朝散歩、
ホテルから昨夜お邪魔したソーズバーまでの林道散歩です。
 
この林道、昼間は人気のお店 “ ニングルテラス ”や “ 森の時計 ” があるので、賑やかなんだけど、流石に早朝は静か、まさに森閑としています。
 
 
林道を進むと道の両脇には、カラマツなどの木々に彩りを添えるツルアジサイが多く咲いていました。

   

直立するウバユリの蕾まで登りきり、絡み付く先を探しているツル性植物(名前は?)

 
 
ホテルから4~500mでしょうか、林道の終点には、森の中にひっそりと佇むソーズバー
開店まであと11時間


   

朝食後、『風のガーデン』へ
 生憎の雨です、ガーデンまでの徒歩は諦め送迎車で向います。
 
ガーデンに着くや幸いなことに直ぐに雨も止み、柔らかな明るさで絶好のガーデン日和です。

ここでもルピナスが見ごろ。

 
 
やがて、青空も見えてきたので、
帰路は、送迎車には乗らずグリーンを愛でながらの歩きです。
 

  

その後、『カンパーナ六花亭』など寄りながら、 
昼食は、上富良野の『ファームレストラン あぜ道 より道』

私が注文したのは「手作りベーコンカレー」
ベーコンも野菜もとても美味、
お店の方も親切丁寧でした!

   
『あぜ道より道』のすぐ隣りの畑に咲いていた菜の花と紅一点のポピー

  
  
今日の宿がある美瑛白金に向かいます。
 
その途中で寄った『青い池』
また、雨です。

 
 
今日の走行は、とても少なく62km
  
 







明日は小樽に向け、北の大地ラストランです。
つづく    

2013年7月13日

北の大地へ 2013 ~8日目~《弟子屈~富良野》

 
 
≪写真をクリックすると大きく表示されます≫
 
 
北の大地への旅 8日目(6/20) となりました。
今日の目的地は、遥か彼方の富良野です。
 

 
屈斜路湖畔にあるホテルをチェックアウトし、先ず向かったのは摩周湖
 
摩周湖が望める展望台は標高5~600mほどの高地にあります。
見通しの良かった市街地から展望台に向け車を走らせ上っていくと、展望台まであともう少しというところで周りは真っ白に…

「やはり……」
苦笑いするしかありません。
“ 霧の摩周湖 ” です。
 
写真は、到着して直ぐに撮影した “ 霧の摩周湖 ” 、このあと見る見る間に湖面も真っ白……
とてもラッキーな瞬間でした (^_^;)

 
 
霧が晴れることを祈りつつ、暫らく待っていましたが残念ながら濃くなるばかり、
 “ 霧の無い摩周湖 ” は諦め、
風景がだめなら “撮り鉄” だ!と思い、硫黄山の麓にある川湯温泉駅へ向いました。


釧網本線 川湯温泉駅は、白樺の木を使った北海道らしいログハウス風木造駅舎。
駅舎内には、足湯もあり、またステンドグラスも美しい『オーチャードグラス』という洋食喫茶も有ります。
写真は、川湯温泉駅構内の使われなくなった3番ホーム?、錆びついた鉄路の脇にオダマキでしょうか「私きれいでしょ!」と言わんばかりにほかの草花より一段高く背伸びし誇らしげに咲いています。

 


川湯温泉駅をあとに、糠平湖に向けて出発です。
 
その糠平湖の手前、国道273号線沿いでの一枚、
真っ直ぐに植え付けられた木と道路脇に咲くフランスギクです。
 
道路脇には、誰かが種でも蒔いたんじゃないかと思えるほどたくさんの花々が咲いています。
車を運転していても目移りするほどです。
このフランスギクやアカツメグサ、ルピナスなどが、道路沿いに美しく咲き彩りを添えています。



1987年廃線となった士幌線、
糠平湖湖畔には、タウシュベツ川橋梁などのアーチ橋跡など多くの鉄道遺産が残されています。
その中のひとつ、幌加駅跡に残された鉄路とルピナスです。


 
 
そして、士幌線の終着駅だった三股、
数年前から来て見たかった三股のルピナス群生地です。
 
残念ながら三俣駅を思わせるものは何も残っていませんが、少し離れた場所に “機関庫” らしき建物がポツンと残されています。
老朽化によるものなのか、『立入禁止』の立て札が立てられていて中を確認することはできませんでした。

  
林業の最盛時には、1~2千人が暮す町だったそうですが、木材関連の衰退に合わせるように人口も激減し、現在の居住者はわずか数軒を残すだけだそうです。
 
 下の2枚も三股にて撮影



群生する黄色い花は『センダイハギ』のようです


 
 
三股から10数km走ると三国峠です。
 
三国峠から望む東大雪と幌加、三股
 
標高1139m、北海道の国道の中で最も高い位置にある峠だそうです。
 
 
 
じつはこの後、
カーナビのちょっとした操作ミスにより、富良野までの距離を間違っていたことに気付きます、
ほんの100kmほど、、、、、、、(>_<)
 
気が付いたのはこの三国峠を過ぎたあたり、、、、
 
ホテルに19:30、遅くても20:00までにはチェックインできると思っていましたが、富良野へ着いたのは21:30 
 
考えようによっては、間違えたおかげで三股も三国峠も立ち寄れたような気もします。。。
 

22:30からのプチ贅沢、
ソーズバーで乾杯です。


 
 
今日の走行距離は、416kmでした。
 
 






明日は、美瑛です。

つづく  

 

2013年7月11日

北の大地へ 2013 ~7日目~《羅臼~弟子屈》

  
 
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7日目(6/19)
 
昨夜チェックインしたのは、羅臼漁港から3kmほど知床横断道沿いに山手に入ったところ
 “陶灯りの宿 らうす第一ホテル”

夜食といっしょに頂いた北海道の地酒『北の勝』が良かったのか、夜明けとともに目覚めです。
昨日と比べようもなく天気もいい。
居ても立ってもいられず、今日も朝食前の早朝ドライブです。
 
向ったのは羅臼漁港、
しかし、羅臼漁港に向かって下るほどに先ほどまでの好天が嘘のような霧、きり、キリ……
 
漁港まで来ると目の前は真っ白け、、100m先も見えないほどです。

この漁港に来たのは、根室の落石(5日目 後編参照)同様、『北の国から』のロケ地となったところだから。

最終の放送となった『2002 遺言』
内田有紀演じる高村 結と純が深夜リンゴをかじりながら歩いた漁港
内田有紀の陰りのあるあの表情、名シーンが思い出されます。
 

   
朝食後、ホテルをチェックアウトし、車で行ける羅臼最北の地を目指します。
知床半島沿いに伸びる道道87号線を北上、
右折はもちろん左折する道も、当然ながら信号もありません。
 
途中、『北の国から』で純と唐十郎演じる高村吾平ことトドが入った海岸の露天風呂“セセキ温泉”などを見ながら、北上すること20数km県道の終点、相泊に到着です。
 
そこからは、ヒグマのテリトリー
徒歩で行くのみ、
念のため熊鈴を着け、チリーン チリーンと音を響かせながら100~200m歩いたところで気が付きました。
海の向う 遥か遠くに、初めて目にする北方領土です。
2年前の宗谷岬、そして昨日根室の納沙布岬でも見ることが叶わなかった北方領土、
漁船の彼方に国後島の山並みがほんの僅かですが姿を見せてくれました。
それだけでもここ羅臼に来た甲斐がありました。

 
 
海から後ろを振り向くと海岸沿いに並ぶ昆布番屋と迫り出すような崖。
昆布漁も7月から解禁なので地元の方も誰ひとりいません。

実は、これを撮る数分前、カメラを携え、脇には熊避けスプレーを装備した方に会いました。
その人が私に
『これ(熊避けスプレー)が無いと危ないですよ』 
とひと言うなり北に向かって歩いて行かれました。
ずっと先に行かれるようです。
 
ここから1kmほど行ったところに北の国からで実際に撮影した“純の番屋”があるそうですが、
私には200mほどで精一杯です。

  
  
さて、いよいよ羅臼を後に知床横断です。
 
6月も中旬、この時期に信じ難いことですが、雪崩の危険性があるということで知床横断道路は夜間通行止めとなっています。
しかし、横断道を走って判りました、流石に道には雪は無いものの道路のすぐ脇、日陰となる急峻な斜面には大量の雪が残っています。
(これより1週間後、6/25に夜間規制が解除となりました)
 
写真は、知床横断道路の8~9合目あたり、見返り峠での撮影です。

  
 
 知床横断道路知床峠を経てウトロに来ました。

知床五胡の高架木道(片道800m)で一湖まで散策し、
そして、ウトロ漁協婦人部食堂で昼食です。
注文したのは焼き魚定食、魚はホッケです。
漁協の食堂ということで期待して入ったのですが、少々というかかなりガッカリ、
漁協特選の脂が乗ったホッケを期待していたのですが、極々普通の広島でも買えるホッケと一緒のような……
 
 
さて、気を取り直してオホーツク海に沿って網走方面釧網本線原生花園駅に向かいます。

下の写真は、その途中小清水町で撮影した広大な畑です。
このような景色に出会うと思わず車を止めてしまいます。
トラクターを使ってもこの広大な畑を耕すのに半日は掛かるそうです。

  
  
原生花園駅を経由して、北浜駅まで来ました。

夕刻近くなるとオホーツク海沿いも霧です。

  
  
 道東を目指して北上してきましたが、いよいよ小樽に向けて南下です。
先ずは、屈斜路湖畔のホテルで宿泊です。
 
いままで、曇りや霧で星空を望める日はありませんでしたが、やっと見れたきれいな星空!!
と、
言いたいところですが、
夕食時、巨大なガラス窓に映った室内灯……(^_^;)

 
 
 本日の走行距離は、240kmでした。


 
 
 
 
明日は、富良野を目指します。
つづく  

2013年7月9日

北の大地へ 2013 ~6日目~《根室~羅臼》



≪写真をクリックすると大きく表示されます≫


6日目、6月18日となりました。
 
少し早目の目覚めです。
昨日までどうにか もってくれていた天気も朝から雨模様です。
雨が宿の屋根を叩いています。

昨夜、宿のご主人曰く、 “雨が霧を消してくれるので見晴らしは良くなりますヨ!” 
雨と霧、どっちがいい!?

望んでいるのは、晴、そう晴天なんですけど!
そんな希望もこの雲行きでは叶いそうにもなわけで……
気を取り直し、雨が小降りになってきたので朝飯前の根室探訪です。
 
先ずは、根室漁港へ
6:30
刺し網漁でしょうか、大きなエイ?を仕分け中


  
 
 
根室漁港をあとに、花咲線こと根室本線の終点、根室駅に向かう途中で見つけた案内標識。
気になったのは右側の小さな標識、
ロシア人が運転する車も多いということなんだろうと思います。

北方領土に接する街でありながら、貿易国でもあるロシア船の入港地。
 
北方領土返還を叫びながら、互いに握手を交わしている、ようで
割り切れない複雑な思いがします。
 
この標識を撮影したあとに寄った根室駅前には、 『返せ!北方領土』 と書かれた高さ5~6mほどの塔型看板が設置されています。
他の場所にも同様なスローガンを掲げた看板を多く見かけました。
ただ、それらにはロシア語の表記はなかったような気がします。
『返せ!』 って言うんだったら、それはロシア語だけでもいいぐらいじゃないの!?
って、
このロシア向け道路案内サービスを見ていろいろと考えさせられます。



さて、朝食後、
霧で何も見えないかもしれない、と思いつつダメモトで根室半島の周回です。
 
先ずは、日本最東端駅の東根室駅、
歯舞漁港、
納沙布岬、
北方領土に関する情報発信地となっている北方館(根室市長名で北方領土視察証明書を頂戴しました)、
だれもいなくて貸切状態の北方原生花園、
北からの吹きつける強風、氷雪などにより独特な樹形となったミズナラの風衝林、
 などなど
 
霧に包まれた根室半島、
想像以上にすばらしい景色でした、
筆舌に尽くし難く、かつ、写真にも写し難く (。>0<。)
 
涙を呑んで、根室半島を後に北上です。
 
別海町まで来ました。
国道244号線から少し右に入ったところ、海岸のすぐ近くに別海町指定文化財となっている樹齢130年の『本別海一本松』があります。
あの風景写真家米美知子さんも一本松の上にオジロワシ、背後から昇る朝日を絡めた名作を撮っています。
ちなみに私の撮った『本別海一本松』、
松の上には一羽のカラス、背後に薄霧……(^_^;)

 
 

さらに244号線を北上し、北の道の駅 “おだいとう” で友人に教えて貰った地元名物「別海ジャンボホタテバーガー」でお腹を満たし、野付半島に向う。
ただ、根室半島から付き纏う霧、
霧が全く晴れない、、どころか半島に入ると一層深くなったようで、おまけに雨までポツポツと降ってきた。
半島の付け根から15km、両サイドには海が広がっている(と思われる)一本道を走ると“野付半島ネイチャーセンター”に到着です。
外気温は半島に入ってから2度も下がりなんとたったの9度
そこからトドワラまでは遊歩道、片道1.3kmあるけど、せっかくここまで来て行かないのも後悔しそうなので霧の中を歩くことに。
歩き始めて早々雨が降ってきた。
遊歩道の両脇に咲くクロユリ、スミレなど多種な草花を横目にトドワラに向かいます。
 
トドワラに着いた頃には雨は更に強くなり、傘も無く撮影も困難な中での一枚です。

 
 トドワラを見届けた後は、脇目も振らず、速足でセンターに向けて1.3km……一目散です。
不思議なことにセンターに着いた頃には雨も止み (´_`。)
 

野付半島から一気に羅臼へ向かいます。

 

本日の走行距離は、222kmでした。





つづく