2010年3月30日

金沢の朝そして旅の終わり


<絞り:f5.6 中央重点測光:-0.3EV 1/200秒 ISO100>
3/14  06:23

 


前日(3/13)は、“白米の千枚田”を撮影後、レンタカーを返すため、

和倉温泉にある日産レンタカー和倉駅前店に向けてひたすら車を走らせた。

レンタカーを15時前に返却し、

のと鉄道 : 和倉温泉駅 15:43発 七尾駅行き

日本国有鉄道 : 七尾駅 16:00発 小松駅行き

           金沢駅 17:24 着 

αー1系列の金沢シティホテル:泊

 となった。

料金はビジネスホテル並みだったけど、部屋は広くて超きれい!

前日泊った「ビューサンセット」より良かった、と思う。

 

晩御飯は、金沢駅ビル地下にある居酒屋“黒百合

初めてご当地料理を食べたような気がした。

大きなカウンタ席とその廻りにはテーブル席

ざっと40名ぐらいだろうか、常連客・観光客で賑わい、満席で空席待ちも。

料理は、車麩・フキなどのおでん、固豆腐、ホタルイカ、どぜう柳川鍋等々々々
 
とても美味しくいただきました。
さらにうれしかったのが、お代もリーズナブル。


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写真は、泊った金沢シティホテルで僅かに開く窓からの一枚です。

 

金沢は予想外に大きな街で、広島より大きいのではと思うほど

テレビによく放映されるのは兼六公園だったり、漆器だったり、金箔だったり

で、古都のイメージが強いが、

駅前には“もてなしドーム”なるでっかい空港を思わせるようなモダンな屋根、

音楽、美術などの近代的芸術活動にも力が入ってました。

 
今日(3/14)一日金沢見学の日とした。

近江町市場見学⇒金沢城⇒兼六公園⇒金沢21世紀美術館(入場料が高かったので建物・売店など無料箇所のみの見学となりました)⇒近江町市場昼食並びに晩御飯調達
……と
全行程約10km徒歩行動でした。

 

翌日(3/15)は

金沢駅 08:40発 ⇒福井駅 10:17着<北陸本線>

福井駅 11:08発 ⇒敦賀駅 12:01着

敦賀駅 12:20発 ⇒姫路駅 15:31着<湖西線、東海道本線、山陽本線>

姫路駅 15:35発 ⇒相生駅 15:55着<山陽本線>

相生駅 15:56発 ⇒岡山駅 17:08着

岡山駅 17:18発 ⇒阿品駅 20:42着

朝から晩まで12時間02分JR乗りっぱなし

人生最長時間乗車記録を樹立し、能登半島一周旅行を無事終えることができました。

 

旅行中撮った写真は約1000枚 多いのか少ないのか。

量より質なのだけれど、

下手な鉄砲数打ちゃ……とのことわざもあり

 

何はともあれ、無事何事もなく楽しい旅でした。

次はどこへ?

 

2010年3月29日

白米の千枚田


 
<絞り:f11 中央重点測光:+0.7EV 1/100秒 ISO100>

3/13  12:18


輪島市中心部から約10km海岸線を北上すると“白米の千枚田”がある。

前日、ここよりまだ北部の珠洲市仁江町で日暮を迎えたため、

この場所の見学を諦め、夜間ここを走り抜けただけでホテルへ向かった。

 

以前、風景写真誌でここ千枚田の夕焼け写真が載っていて、

是非とも訪れたい場所のひとつだったので、輪島の朝市の後改めて訪れた。

  

一般的に観光地は写真で見てすごいと思っても、

現地を訪れると思ったより小さかったり、ショボかったりすることが多いけれど、

ここは予想外に広く(1.8haもあるらしい)、田んぼの数も1000枚以上とのこと。

 

その中で私の気を引いたのが写真の真ん中にある1本の木。

棚田の北端にポツッと生えている。

背丈3mぐらいだろうか、日本海からの暴風雪によるものか、

海に背を向け耐え忍んでいるように見え、立ち姿が能登のおばあちゃんと重なった。

 

もう一度訪れたい場所の1つとなった。

 

2010年3月26日

日本海のサンセット


<絞り:f6.3 中央重点測光:-0.3EV 1/250秒 ISO100>
3/12  17:44

 


能登半島一周旅行、3/12の予定は

能登半島東側七尾市和倉温泉にてレンタカーを借りて、

能登島を一周⇒

九十九湾⇒


半島最北端の禄剛崎⇒

白米千枚田⇒

輪島市内⇒

ホテル「ビューサンセット」で夕景を撮影⇒

の予定だったのだけれど

 

なぜだか、白米千枚田までも行き着かず、

宿泊予定のホテルの30kmも手前で日没となった。

 

ビューサンセットは、日産レンタカー和倉駅前店(和倉温泉駅前にはここしかないです)を借りる際、

「カクカクシカジカで夕景のきれいな場所はどこでしょう?」と質問したばっかりに、

わざわざ店員さん(店長かも)が「夕焼けを見るのならここがいいです!露天風呂からオーシャンビューで夕焼けを見るならここが最高です!!!」とのプレゼンに、

そしてまた、

わざわざホテルに空室確認までして頂いて、

選択の余地のないまま「じゃあ そこで!」ということで本日の宿泊地は労せずして決まったのだが、

店員さんからちょっと心にひっかかる一言が「ここから能登半島をぐるっと廻ってホテルまで200kmぐらいですから、夕焼けを見るのにちょうどいいです」と。

今10:30なのでノンストップでのんびり運転して約5時間

昼飯食べて、観光して……で3時間

到着予定はザックリ計算して、18:30頃

となり、ホテルに着いた時には日没後の訳で……

 

 何はともあれ、ちょっと急いで廻ればと思いつつ車を走らせたのだが、

あそこも、ここもと欲張り観光の結果

悪い予感が的中し、

日没を迎えたのは、珠洲市仁江町の北陸鉄道奥能登バスの仁江バス停前の海岸。

仁江バス停前で、この写真を撮った10分後18時前には、水平線から太陽が姿を消しました。

今日、能登半島の東側で日の出を迎え、それからここ西側で日の入を送り、

すばらしい一日でした。 


  

2010年3月24日

能登のおばあちゃん


<絞り:f5.6 中央重点測光:-0.3EV 1/15秒 ISO100>
3/13 AM10:20
  

輪島朝市に行った。

ほぼ毎日朝市は開かれているようです。

2~300mぐらいの商店街にたくさんの露店が並んでいる。
 
一番に思ったのは、とにかくおばあちゃんが元気!

売っているものは、蟹やイカ、アワビ、ブリなどの海の幸、

ダイコンやニンジン、山盛りのフキノトウなどの山の幸、

ワラ細工、などなど……

たくさんの観光客が露店の前を通り過ぎる度に

「見るだけ見てって~~!!」

「安いよ~~!!!」

元気ばあちゃんの呼び込みの掛け声、掛け声、掛け声

歩いて見るだけでもだけで楽しい

楽しかったので2往復した。
 

タオルやマフラーのほっ冠り、歩く姿は、前屈みで手は後、

おばあちゃんの定番のスタイル

 能登半島をグルッと廻ったが、何故だか、おじいちゃんは余り見かけなかったが

たくさんのおばあちゃんとすれ違った。
  

写真は、朝市の商店街から港へ向かう路地に入ったおばあちゃんの後姿

本当は年輪が刻まれた(*^_^*)を載せたかったのだけど、

おばあちゃんにも肖像権があると思われるので“定番の後姿”を1枚。

 

2010年3月23日

春のきらめき


<絞り:f6.3 スポット測光:+1.0EV 1/400秒 ISO100>
3/22 PM2:50

  

桜の開花について、テレビ・新聞などでしきりに例年より早いとか、

どこそこが開花したとか報道されるのでついついソワソワして、

昨日宮島へ足を伸ばした。

宮島桟橋からフェリーを降りて右へ行けば厳島神社となるが、

それではありきたりなので左の包ケ浦方向へ。


厳島神社近辺にはソメイヨシノや枝垂れ桜などが植えてあるが、

包ケ浦へ行くまでにたくさんの山桜が自生し今や花盛り、

のはずだったのだけれど

まだほとんど咲いていなかった。

 

包ケ浦まで約3km、成果のないまま少々がっかりしてUターン。


今日の一枚は、包ケ浦からの帰り道、道路脇に2本だけ咲いていた山桜。

午後日も傾き、逆光となり淡い木漏れ日がま~るく浮き上がりました。

 

3連休ということもあり、宮島にはたくさんの観光客。

海外からの観光客もとても多いです。

また、レンタサイクルも定着したのか、以前は包ケ浦方面へ行く観光客は

ほとんどいなかったのですが、

昨日は自転車に乗った外国の方も見かけました。

 

2010年3月18日

のと鉄道 西岸駅にて



<絞り:f6.3 中央重点測光:-2/3EV 1/1000秒 ISO100>

3/12 AM9:53 


 朝の景色を堪能し、写真もタップリ撮った。能登半島を一周するためレンタカーを借りることとした。ここ西岸から一番近くのレンタカー屋さんは和倉温泉にあると教えて貰い和倉温泉駅までのと鉄道に乗り南下することとなった。 のと鉄道は七尾から穴水までの約30km、能登半島の東側海沿いを走っている。


この のと鉄道に乗り、すばらしい車掌さんに出会った。


車掌さんの名前は正◆田さん。昨日、七尾駅から西岸まで乗ったのだが、その車掌さんは乗客一人ひとりに声をかけていて、知っている人には「体の具合はどうです?」とか「昨日の〇〇は……!」とかとか。


私たち旅行者(でっかいリュックを背負いカメラを首にかけているので旅行者以外に何物でもないが)と見るや、観光案内の地図といっしょに「どこへ泊られるんですか?」と気軽に話しかけてこられ、「国民宿舎です」と答えると「あそこは高台にあって景色が素晴らしいですヨ!」等々


いろんな情報を教えてくれました。


私が「朝日はどちらから昇るのですか?」というような質問をすると、正◆田さんはよく知らなかったのか、他の方に確認までして頂き、後からわざわざ教えてくれたりしました。


 その正◆田さんが、また今日9:54西岸駅発の電車に乗車しておられ笑顔で迎えてくれたのです。


第一声が「朝日は如何でした?」古くからの知人に久しぶりに出会ったような気持ちでした。


その後も地元の方も交えて能登半島の景勝地などを教えて頂き……


楽しいひと時でした。 


本当にありがとうございました。


 写真はその9:54発の電車が西岸駅ホームへ入る直前の一枚です。


 次回へつづく

2010年3月17日

朱に染まる朝


<絞り:f14 中央重点測光:-2/3EV 1/100秒 ISO100>
3/12AM6:19
 
 
国民宿舎能登小牧台の北側に小さな漁港がある。
沖には牡蠣養殖の浮き玉がたくさん浮かんでいます。
 
空も海も朱に染まり、とても静かな夜明けでした。
波音もなく、風もなく、
時折、目覚めた小鳥の鳴き声が聞こえるくらいです。
 
前日チェックインした時にフロントの方に天気予報を確認したら
「曇りでしょう」とのこと。
日本海の朝日を撮りたかったので
とてもガックリしていたのだが、
予報に反し、雲1つ無い最高の夜明けになりました。
   

まだまだ、つづく

2010年3月16日

能登の夜明け

<絞り:f14 中央重点測光:-2/3EV 0.8秒 ISO100>
AM5:52

昨日(3/15)、日本海風任せの旅から帰ってきました。


5泊6日の長旅でした。


敦賀⇒七尾⇒輪島⇒金沢と能登半島一周の旅となりました。


ほとんど前情報無しの飛び込み旅行、宿も当日予約。


そしてローコストを基本とし行き帰りは“青春18きっぷ”。


事前に用意したものと言えば、


ポケット版のJR時刻表と北陸の“るるぶ”だけ

 
1日目は当初予定どおり敦賀に宿泊、


予約は敦賀駅に着いてから、駅旅行案内所のお勧め

東横イン敦賀駅前。


2日目は敦賀から能登半島東側の七尾へ。

JR七尾駅から のと鉄道に乗り換え約30分北上し 西岸駅下車

ローカル鉄道お約束の木造・無人駅、風情たっぷり

 駅前には、やっと北陸へ来たと思えるのんびりした景色が広がる。


宿は西岸駅から徒歩10分、海に突き出た小高い丘の上にある



写真は、宿の下に広がる七尾北湾の早朝での一枚。

真正面に能登島がある内海だからだろうか、

日本海のイメージとは正反対のベタ凪

いつも見ている瀬戸内海より静かな海に感じる。


つづく……



  

2010年3月9日

絶景のバス停

<絞り:f7.1 スポット測光:0.0EV 1/320秒 ISO400>
 
撮影場所⇒『広島フォト散歩map: 豊岡市竹野町田久日 』
 
 
鳥取から海沿いの道を丹後半島方面へず~~~と行くと絶景のバス停がある。

「才の神」バス停。

平行感覚を失いそうなぐらい傾いたベンチがある。

一日平日8便、土休日4便。

バス停の向こう側は断崖です。

バス停の近くに“才の神”の歴史などを記した看板があり、

それによると平家の落人がこの地にひっそりと住み着いていたそうな。
 
 
話は変わって 

明日から日程未定で日本海へ絶景を求めて旅をします。

丹後半島までは行ったので、

今現在の予定では、先ずはJRで敦賀まで行き、

後は風任せ……

しかしながら、本日幸か不幸か全国的に寒波到来 
どうなることやら

ちょっと心配です。


  

2010年3月8日

春を待つ

<絞り:f10 スポット測光:+0.3EV 1/2000秒 ISO400>
 
 
網走漁港3月某日 日暮時。
 
漁船は全て陸揚げされていました。

流氷で閉ざされてしまうからなのか、

季節風で海が荒れるからなのか…

たぶん両方なのだと思う。

 
漁港をそぞろ歩いていても出会う人もほとんど無く

動くものといえば、空飛ぶカモメくらい。


漁師も漁船ももう少しで訪れる春をじっと待っています。

 

2010年3月4日

木陰の天使


<絞り:f2.8 スポット測光:-1.3EV 1/50秒 ISO100>

 

三次市吉舎町でユキワリイチゲを撮った後、

その群生地を管理されている方と話をしていると

「川向こうには、セツブンソウとセリバオウレンが咲いとるで!」

と教えてくれたので、

ここまで来たついでに見てみようか…と

あまり期待はしていなかったのですが、

なんとセリバオウレンのかわいいこと!

 

セツブンソウやユキワリイチゲは日当たりのいいところで咲いていますが、

セリバオウレンは樹林の木陰でひっそりと咲いていました。
 

土中から伸びた20cmぐらいの花柄(かへい)の先に

1cmほどの花を3つ4つ付けています。

群生することなく1本ないし数本づつ、

ブナの根元などにポツ、ポツと点在し

薄暗い木陰の中で真っ白い花が見るものを惹きつけます。

  

2010年3月2日

雪割一華


<絞り:f3.2 スポット測光:+1.0EV 1/500秒 ISO100>

  


 三次市吉舎町は、秋口に咲く彼岸花の群生地があることで有名です。

新聞にも毎年のように掲載され、

開花時期には、群生地の脇には地元の野菜などを

売るお店が出るほど観光客が訪れます。

 

その彼岸花ほどではないけど、

春にはユキワリイチゲ<雪割一華>が灰塚ダム上流河川の土手に

群生し多くの観光客が訪れています。

普通ユキワリイチゲの花びら<実はガク片とのこと>は薄紫色のようですが、ここのは真っ白でめずらしいとのこと。

 

早春、残雪を割って一輪の花を咲かせることから

雪割一華と名付けられました。

 

残念なことに、暖かい日が続き、

撮影日には雪のユの字も無かったのですが、

木々や背の高い草花の芽吹く前に、

日の光をいっぱい浴びようする姿には、

けなげながらも自然の巧妙さを感じます。

 

2010年3月1日

雨後の朝


<絞り:f2.8 スポット測光:+1.0EV 1/100秒 ISO100>

  
前回に続き、総領町のセツブンソウ

公開地map“③黒木陸烝宅裏”での一枚

 

実は、先日撮った写真が物足りなくて昨日(2/28)も

総領町に出かけた。

廿日市を朝6時前に出発、総領町には7:30頃に到着

前日夜 雨が降っていてたが朝にはあがり

天気予報は、曇りのち晴れ。

 

足元に群生しているセツブンソウは

雨に打たれてうな垂れていたが、

花びらはオブラードのように透けて

とても可愛い。