2010年6月29日

鍾馗さま


<絞り:f6.3 測光:中央重点 露出補正:+1/3EV 1/30秒 ISO100>

 

昨日京都へ行って来ました。

主たる目的は観光ではなかったんだけど、

目的終了後、京都駅周辺を散歩しました。

 

天気は「くもり時々晴れ」、

活字だけ見ると、過ごしやすそうな感じなんだけど、

おっとどっこい。

ムシムシ、ジトジト、

頭から、顔から汗が噴き出してくる。

昼食時に少~し生ビールを飲んだからなのか、京都だからなのか……

 とにかく暑くて、1~2時間歩いただけでヘトヘトになり

4時頃にはギブアップ状態に。

 

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で、今日の一枚は、その散歩途中で見つけた

民家の屋根の軒先に乗っかっている20cmほどの小さな人形。

その正体は “鍾馗(しょうき)さま”。

鍾馗様 と判ったは帰宅後webで調べてから。

 

googleで「京都 屋根 魔よけ」と入力したら出てきた。

48,900件も。

 『鐘馗(しょうき)さんをご存知ですか??』 とか

『Yahoo!オークション - 古い鬼瓦 鍾馗さん 京都の屋根 魔除け 美品』

とか とか

 

築後ある程度年数が経っているような民家の屋根の軒先に鍾馗様が立っている。

広島などでは全く見かけることのないので、すぐ目に留まった。

駅前の比較的新しい家が立ち並ぶ裏道を少し歩いただけでも

いくつかの鍾馗様を見つけた。

姿、形も様々で、丁度沖縄のシーサーのようなもののようで

魔よけの神様らしい。

 

webによると、中国唐の玄宗皇帝の夢枕に現れ鬼を退散したという 魔よけ・火除けの神様で、

家を守ってくれるということで京都では屋根の上に置いてあるようです。

 

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私の生まれ故郷の尾道に“べっちゃー祭り”というのがあって、

この祭りの主役が“ベタ”“ソバ”それから“ショーキィ”と呼ばれる

鬼のような顔をした3人の神様。

その神様がササラや棒を持って子供を追いかけまわす。

ショーキィ……しょうき……鍾馗……鍾馗様

人の名前同様何も考えずに呼んでいた名前だけど

今日初めて“ショーキィ”様の正体が判りました。

 

そのべっちゃー祭りも京都の屋根に乗っかている鍾馗様同様、

厄除け・魔よけのために始まったと伝えられているようで、

神様の持つ棒などで頭をたたかれたり、体を突かれた子供は

1年間の無病息災が約束されるといわれているそうです。

 

ちなみに、私が御幼少の頃、怖いもの見たさで出かけた“べっちゃー祭り”ですが、

その神様に追いかけられた時には、その効能など知る由もなく、

只々、あまりにもの恐怖に泣きわめきながら逃げ廻っていたのを思い出しました。

  


ショーキィ様、鍾馗様、全国各地いろんな姿・形・謂れとなって

活躍されているものと想います。

  

 撮影場所は「広島フォト散歩map:京都市下京区橋詰町」を参照ください。

 

 

2010年6月26日

雨の三段峡

<絞り:f4.5 測光:スポット 露出補正:-1.0EV 1/100秒 ISO100>
 
撮影場所⇒『広島フォト散歩map: 安芸太田町横川 魚切滝 』 

三段峡方面へ初夏の花を探しに出かけました。

前回にも書いたけど、

雨のち曇りが理想なんだが、

今日の天気は、“雨のちも雨時々大雨”で大変な撮影となりました。

悲しいことにカメラ用のレインコートを持っていないので、

左手に傘、首にカメラ、右手に三脚、

腰には熊鈴(雨の降る音で全く用を成していなかったと思う)。

 

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当初、深入山のふもとから三段峡中腹にある“餅ノ木口”へ降りる

約5kmの道路沿いに咲くアジサイなどを撮ろうと出かけたのだが、

道路工事で入口から立入禁止になっていて、

どこに行こうか悩んだ末、

深入山から恐羅漢スキー場へ抜ける道沿いに変更。

 

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今日の一枚は、恐羅漢の1~2km手前に、

三段峡の滝にも勝るとも劣らない結構すごい“魚切滝”という滝があって

その滝付近で撮ったハウチワカエデ。

紅葉の頃になると もてはやされるカエデだけど、

紅い翼果を付けたグリーンのカエデもなかなか!

 

撮影場所は「広島フォト散歩map:安芸太田町横川 魚切滝」を参照ください。

  

 

2010年6月22日

初夏の頃の草っぱら


<絞り:f4.5 測光:中央重点 露出補正:+1/3EV 1/1600秒 ISO800>

  

近くの公園で久しぶりにカメラを引っ張りだして撮影しました。

 

いつの間にか梅雨入りし、

ついこないだまで ちっちゃな蕾だった紫陽花が庭先のあちらこちらで

てまりのような花を咲かせています。

 

6月中旬頃になると毎年のように

北広島町豊平の龍頭山や安芸太田町の三段峡近辺へ

庭先に咲いている紫陽花より

ひとまわり、ふたまわり小さくてかわいい

ヤマアジサイを撮りにでかけています。

今年の見ごろは6月下旬~7月上旬だろうか?

 

アジサイに晴天は似合わないので、

できることなら、朝方雨が降ってくれて曇っていてくれれば最高なんだけど。

 


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今日の一枚は、

公園のすみっこで撮ったヒメジョオン&カマキリ君。

カマキリ君は生まれて間もないと思われ体長3~4cm

「あんただれやねん?!」と言わんばかりに

カメラを構える私を恐れることもなく

威嚇せんばかりに凝視されました。

 

 

2010年6月14日

This is Tokachi

<絞り:f11 測光:中央重点 露出補正:0.0EV 1/160秒 ISO100>
 

5/31旅行最終日となった。

15:20の飛行機で羽田経由で広島へ帰る。

 

決めた行き先はない。

旅行最後の日、十勝をのんびり歩いて満喫しようと思い、

まだ走ったことがない帯広の西方面に行くことにし、

民家の少なそうな所をカーナビで適当に目的地設定し、

ナビ嬢の案内するままに走り、

行き着いた場所が今日の一枚です。

防風林の遥か彼方に日高山脈がうっすらと見えていました。

 

広島へ帰ってから撮った写真やら、頼りない記憶やら、

Google Earthやらで調べると

芽室(めむろ)町と判明したけど

聞いたことはない。

 

だけど風景は満点。

This is TOKACHI

まさに、十勝平野を代表するような景色が広がっていた。

 

車を道路脇に止め、広大な四角い畑の周りを散歩。

防風林の中でさえずる小鳥を探したり、

防風林沿いのまっすぐな道を歩いたり、

農作業をしているおばちゃんと話したり、

農道脇に咲く草花を撮ったり、

あっという間の2時間でした。

  

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ちょっと長かったけど、今回でひとまず“北海道旅行日記”はおしまいです。

1週間の旅で撮った写真は、約2500枚になりました。

オビタダシイほどの駄作の中から、選びに選んで8枚upいたしましたが、

まだ何枚かはupできそうなものもありそうなので、

Blogのネタ切れの時に活躍してもらう予定です。

 

北海道、

次回はいつ行けるのか、

今回行けんかった釧路、野付にも行きたいし、

富良野、美瑛にも行きたいし……

捕らぬ狸の皮算用か、今から悩んでいます。

 









 

ばん馬



<絞り:f5.6 測光:中央重点 露出補正:0.0EV 1/800秒 ISO100>

 

前回に続き5/30のこと。

午前中、花畑牧場などに行き、

午後は当日のハイライト、帯広ばんえい競馬場に向かった。

  

帯広ばんえい競馬は毎週土~月曜日3日間開催される。

また、事前申し込みすれば、

競馬場の裏側を案内してくれる“バックヤードツアー”にも参加できる。







 

競馬そのものには興味はないのだけれど、

あの親しみのあるドッシリとしたばん馬(1tもあるらしい)が、

コース途中の土を高く盛った障害を重いソリを引いて、

必死に登っていく姿をこの目で見たかった。

 

そういった純粋な気持ちで来たばんえい競馬場だけど、

せっかく来たのだから、競馬に興味が無いとはいえ、

馬券を買わないと競馬場に来たとは言えない

と思ったけど、

当然馬券の購入方法も、“馬複”とか“馬単”とか…も全くわからない。

そういった初心者のために親切にも馬券案内所を設けていたが、

1分程度の説明を聞いてもよくわからない。

ということで、

出走前パドックでかわいい顔をしたお気に入りの馬⑤番と⑧番と……

わからないまま適当に購入して、

3~5レース計3500円投資した結果、

まぐれ当たりの賞金は750円いただき2750円の赤字となりました。

やはり素人は手を出してはいけない。
  

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今日の一枚は、第5レースの第二障害を必死になって登っている

馬番⑦キキリンドウ、騎手は村上 章さん。

残念ながら入賞はしませんでした。

 

日高で会ったサラブレッドもかわいかったけど、

ばん馬も体形に似合わずとてもかわいい顔をしている。

レースに出走する時にはタテガミ編んだり、花などの飾りを付けて貰っている。

 

 






2010年6月10日

十勝の春景色


<絞り:f10 測光:中央重点 露出補正:+1/3EV 55秒 ISO100>

 

5/30、旅行6日目となった。

前日、糠平湖周辺の士幌線の橋梁跡、廃駅となった幌加駅などを観てまわり、カメラに収め、帯広に到着した。

途中、糠平湖の南に位置する“ナイタイ高原牧場”へ寄った。

 

このナイタイ高原牧場、予想以上の美景、

パンフレットによると広さ1700ha、東京ドーム358個分といっても、

広島県育ちの私には想像もできない。

車は、その広大な牧場

(簡単な柵らしきものはあるが、“草原”としか思えない)の

真っ只中を頂上付近にあるレストハウスに向けて徐々に上って行くのだけれど、

波打つ丘陵のような牧場の所々には、

美瑛の“哲学の木”や“親子の木”を思い出させるようなシンボリックな木があったり、

車道にはガードレールが無いので、

上り右カーブを曲がる時道路左側のアスファルトの向こうには青空しか見えなくて、

プチジェットコースタの気分が味わえたり、

十勝平野が一望できたり、

また、春から秋にかけていろんな草花も咲きほころび、

個人的な希望的意見だけど

望遠レンズとマクロレンズとおむすびさえあれば

一日中楽しめるんじゃあないかと思います。

 

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さて、5/30午前中、ちょっとミーハーになって、帯広の南に足を伸ばし

全国的に有名な“愛国から幸福へ”の幸福駅と花畑牧場へ。

 

 今日の一枚は幸福駅から花畑牧場に向かう途中、

札内川沿いに広がる広大な農地の春景色。

この度の旅行の目的のひとつでもあった

防風林などで仕切られた十勝平野の農風景です。

背景は残雪残る日高山脈です。

 

丁度今頃、寒い冬を越した麦の芽が10cm程伸び、

ビート(砂糖大根)やジャガイモなどが植えられているとのこと。

 

翌日5/31のことだけど、

広い畑の中、一人で畑仕事をしているおばちゃんに

「すごくきれいな風景なので写真を撮らせてもらっています!」

って言ったら、おばちゃんは

「どこが?」

って……

不思議そうな顔
 
 

この感覚、羨ましくもあり、少し可哀想にも・・・・・

 

 

2010年6月7日

士幌線タウシュベツ川橋梁


<絞り:f10 測光:中央重点 露出補正:-1.0EV 1/1600秒 ISO100> 

 5/29、旅行5日目。

襟裳岬から道程約200km離れた糠平湖まで来た。

 

旅行直前まで釧路方面、できれば根室、それからもっと先の野付半島まで

行きたいと思っていたのだけれど、帰りの飛行機は とかち帯広空港に決まっていたので、

旅の目的である 気に行った風景を写真を撮ったり、

広島では見ることのできない北海道の広大な風景を愛でたり、

贅沢じゃない程度で御当地食材を使った料理を食べたり、

地元のスーパーに寄って野菜や海産物の値段の安さに感心したり、

しながらでは

とても根室には行けない、と

熟考し、熟慮し、悩んだ結果、

帯広の5~60km程北にある糠平湖へ行くことにした。

  

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糠平湖周辺には、今は廃線となった国鉄士幌線のタウシュベツ川橋梁を代表とする

橋梁や線路跡がたくさん残っている。

 
朝4時前には日の出を迎える。

少々遅めの4:30頃から朝飯前の散歩を兼ね、宿から10kmほど離れている

タウシュベツ川橋梁のある対岸の展望台まで車を走らせた。

  

本当は橋梁のある現地まで行きたいのだけれど車は通行止め、

どうしても行きたいなら5~6km林道を歩くこととなる。

しかし、林道入口付近には、

ヒグマ出没多発地帯です!」とか

5月19日熊が目撃されました」とか

書かれた看板を必ず立て掛けてある。


新緑に包まれた白樺林道は歩いてみたいのだけれど、

往復10数km何事もなく無事に帰れる自信もないので対岸の展望台で我慢することにした。

と、いっても道路脇に車を止めてから展望台まで約200mの林道。

たかが200mだけれど、されど200m

早朝5時前にここへくるような酔狂な人はだ~れもいない、

いるとすれば熊…

笹が風で カサッ… と音がするだけで怖い。

 

ビクビクしながら命がけで撮った写真が今日の一枚。

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タウシュベツ川橋梁について、私がとやかく説明するより、

展望台に上士幌町による説明書きがあったので、
それを引用させていただくことに。

  

タウシュベツ川橋梁

1937年建設 全長130m 10m×11R

 タウシュベツ川橋梁は、旧国鉄士幌線の糠平-幌加間に建設されましたが、1955年、糠平ダムの完成にともない、糠平湖周辺が新しい線路に敷き替えられたことにより、使われなくなりました。

 それから、現在まで、糠平湖の水位の変動により、見え隠れする「幻の橋」となっています。

 例年、6月頃から沈みはじめ、10月頃には完全に水没し、再び現れるのは1月ごろになります。

 

とのこと。

 

ちなみに写真の橋梁、5月の終わりなのに、最近の雨降りによるものなのか既に半分以上水没しているようでした。


 

 

2010年6月6日

昆布漁


<絞り:f8.0 測光:中央重点 露出補正:0.0EV 1/320秒 ISO100>

 


5/27 10:00頃、新冠の宿を出てから、

牧場で厩舎を見せて頂いたり、

日高昆布の加工所で(市販の半額ほどだったので家内大喜びし)

リュックいっぱい買いしめたり、

様似漁港に寄ったりしながら、

行程約100km襟裳岬に18:30頃に到着した。

 

うす暗くなった襟裳岬での最初の出会いはキタキツネでした。

観光客も地元の人もだれもいない。

キタキツネも想定外の出会いだったのか、

我々の姿を見ると足早に姿を消してしまった。

もっとゆっくり見たかったのだけれど、

広島の某宮島の鹿のように人間に媚びていないのがうれしい。

    

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今日の一枚は、5/28襟裳岬での朝 8:30頃。

岬突端の崖下での“拾いコンブ漁”の風景です。

 

写りが小さくてチョット判りにくいですが、

(左下に10人ほど写っているのが判るでしょうか?)

漁師のおばちゃんたちが岩場からカギ棹などで採ったコンブを、

陸送できないため束ねてロープに繋ぎ、

漁船で干場のある浜まで引っ張っているところです。

 

漁が終わり2~30mほどある崖下から

カギ棹を肩に担いで上がってきたおばちゃんたちにカメラを向けると

笑顔でピースサインをしてくれました。  それから

「私を撮らずに、もっと若いもんを撮ればいいのに

と笑いながら言っていましたが、

私の目には若いと思われる人はいませんでした……スンマセン




命がけの漁だけど底抜けに明るい!

 豊漁を祈っています。

  

 

2010年6月4日

タンポポに導かれて

<絞り:f6.3 測光:中央重点 露出補正:+2/3EV 1/500秒 ISO100>
 

北海道に到着した時から帰る時まで、

ず~と目を引いたのが黄色い花を咲かせてるタンポポ。

飛行場の空き地、道路脇、牧場、畑の脇、庭先、……

どこに行っても黄色いタンポポが咲いていた。

 

それから、もう1つ 気になったのがフキ

タンポポと同じように、どこに行っても

綿毛を付けた白い花と大きな葉っぱのフキが気になった。

 何が気になったか、というと

こんなにたくさんあるのに北海道の人はフキを食べないのだろうか?もったいない! と

 

不思議に思っていて、

道路沿いの草っぱらでワラビ採りをしていたおじいさんに

「フキは採らないのですか?」って標準語で尋ねたら

北海道弁で答えてくれました、標準語に直訳すると、

「ここらに生えてる茎の赤いフキは、食べられなくはないのだけれど、

固いし、美味しくないので採らないです」 と。

よく見てみると目にするフキの茎は全部赤っぽい…

フキにもいろいろ種類があるようです。


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今日の写真は、旅行3日目(5/27)新冠から当日の目的地、えりも岬に向かう途中、

静内町での一枚。

太平洋海沿いの広大な牧場。

新緑の草原の中に数えきれない黄色いタンポポの花、花、…、…

草を食み、また草原を駆ける馬も楽しそうです。

 

 

2010年6月3日

お馬の親子

<絞り:f6.3 測光:中央重点 露出補正:0.0EV 1/200秒 ISO100>
 
 
北海道旅行2日目(5/26)、苫小牧から、昨日UPした厚真町へ、

それから、スズランの群生地があるということで、

少し山間部の平取(びらとり)町へ車を走らせました。


平年であれば満開のスズラン、

残念なことに他の植物同様1~2週間ほど遅れているとのことで

まだほとんど咲いていなくて0.1分咲き。

だけど行って驚いた。

群生地の入り口から、すぐ目の前に白樺などの木立に囲まれた草原が広がっていて、

どこにスズランがあるのだろうか、と思いながらよくよく見てみると

目の前の草原全てスズラン。

広さはなんと約15ha(約400m四方)とのことで、

改めて北海道のスケールの大きさを実感した。

 1時間ほどかけてスズランの草原を散歩して、いざサラブレッドの里へ。

 
平取から新冠(にいかっぷ)町へ入るとあちらこちらに牧場、牧場、牧場……

予想以上の牧場の数。

そして、旅行前から楽しみにしていた仔馬にもたくさん出会えた。

正に童謡の“お馬の親子はなかよしこよし……”そのまま

 

広~い牧場の囲いの中に2頭または4頭とほんの数頭づつ放牧されていた。

仔馬は、お母さんにジャレついたり、オッパイのんだり、飛び跳ねはしゃいだり、

遊び疲れて座りこんだり、寝転んだり、、、、

いくら見ていても飽きることがない。
 

だけどお母さんに甘えられる時間は短いようで

秋口には母子離れ離れになり、競走馬として訓練が始まるらしい。
 

サラブレッドの里、新冠、静内、新ひだか、浦河において

幾度となく牧場脇に車を止めて

たくさんの写真を撮らせていただきました。


 あと何枚かお馬の写真を載せられればと思っています。

 

2010年6月1日

波浪注意報


<絞り:f5.6 測光:中央重点 露出補正:+1/3EV 1/2000秒 ISO100>

 

一昨日、22時過ぎ、北海道旅行から帰ってきました。

新千歳空港からレンタカーに乗り、

苫小牧⇒厚真町⇒平取町⇒新冠町⇒新ひだか町と太平洋沿いに南下し、

日高山脈の最南端 襟裳岬、

それから一気に北上し、上士幌町⇒帯広市

全行程約1000km、1週間の旅でした。


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初日(5/25)、昼過ぎに新千歳空港に到着、

昼食を兼ねて空港をウロウロ1~2時間。

それからレンタカーを借りて苫小牧方面へスタート。

先ず最初に向かったのは、苫小牧市の西にある樽前ガロー

(“ガロー”とは、切り立った崖という意味のようです)

 

その途中、海岸沿いの道に出ると、海岸に瀬戸内では見たことのない波しぶきが打ち寄せていて、

写真を撮らなくては!!と思い、車を浜に寄せた、

のが運の尽きなのか、

海の恐ろしさを思い知らされることとなった。

 

車を降り、カメラを取り出し、目の前に広がる波しぶきを出来るだけ近くで撮りたいと思い、

防波堤を兼ねた階段状になったコンクリートの段々を

波が来ていない所まで降りてカメラを構えた次の瞬間、

ドドーンと大きな音がした途端、腰から下に衝撃が……

何が起こったのか、たぶん、おそらく0.3秒ぐらい判らなかったのではないだろうか。

腰から下が波に洗われていた。

0.4秒後、返す波に呑まれると思い必死に、マジに必死に岸に向かって走った、のだと思う。

ジーパン、パンツ、Tシャツ、靴、靴下がビシャビシャになりましたが、

不幸中の幸い、カメラは無事でした。

 

北海道に到着早々、寒空のもとパンツ一丁になって生着替えをすることになろうとは夢にも……

もちろん靴の替えはない。

その日は歩く度にグチュグチュと音のする濡れ靴のままとなりました。

(しかしながら、流石雪国北海道、

ホテルに靴の乾燥機がロビーにあり一晩で乾かすことができました)

 

それから、ここ苫小牧はホッキ貝の産地、

苫小牧漁港に全国的に有名な“マルトマ食堂”があります。

本来であればビールの友にホッキ貝としたいところだけど、

営業時間は6:00~14:00。

なので、当日のスケジュール等勘案し、一番人気の「ホッキカレー」を

翌朝、6:50に朝食として頂きました。

とても美味しかったです。

 

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北海道旅行最初の一枚は、苫小牧のとなり町の厚真町。

 


前日同様、とても波が高かったにもかかわらず、

おそらく波浪注意報が出ていたと思います

が、命知らず(としか思えないほどの波でした)のサーファーが

身長をはるかに超える巨波と格闘していました。