2012年1月29日

呉まで散歩 ~No.4~


『呉まで散歩』最後となります。
 
帰りに出会った西日に輝く海の光景です。
“呉まで散歩”といっても、ここは安芸郡坂町の
ベイサイドビーチ坂
  
 
『Google-Map: 安芸郡坂町 ベイサイドビーチ坂 』
 

  
呉からの帰り、少し睡魔が襲ってきたので眠気覚ましに初めてこの場所に寄ってみました。
 
 砂浜が1kmほどあるようで、今時分散歩に最適と思われ、
また、冬にもかかわらず、ずっと向こうではウインドサーフィンをしてたり、
堤防では幾組かの釣り人も
 
釣り人に話を聞いてみると
ハマチなどの青物やスズキ、チヌ、メバル、カレイ、干潟ではナマコも獲れ、
釣れる魚種も結構多いようで、
その人もコノシロを活餌に泳がせ釣りでハマチを狙っていました。
 
その人曰く
「ハマチやスズキの引き味を一度経験するとやめられません!」 とのこと
 
釣り好きな私曰く
「やっちゃぁ いけないんだ、この釣りは‥‥」
と小さな声で呟いた呉まで散歩の帰り道でした。
 

2012年1月27日

呉まで散歩 ~No.3~

 
呉まで散歩、今回は『音戸渡船』です。
 

 

平清盛が切り開いた音戸の瀬戸で就航している、昭和の香りタップリの渡船。
 
入口の立て札には、幅120mの日本一短い定期航路と記されており、
警固屋と対岸の倉橋島音戸町間を就航しています。

 また、立て札には丁寧に「渡船の乗り方」まで書いてありました。
そのまま引用させていただくと‥
 
渡船の乗り方
 時刻表はありません。桟橋に出て渡船に乗ってください。一人でも運航します。渡船が向こう側にいるときは桟橋に出ていればすぐに迎えにきてくれます。
いいでしょ なかなか
お客様本位で
 
待合室に掲げてある年季ものの料金表です。
大人70円で、バイクもOK。
暫くは値上げしていない模様

   
  
10mほど先の浮桟橋から乗船、
先までいけば、既に対岸の桟橋までの1割ぐらいは近くなる。

  

すぐ横には音戸大橋が見えます。
写真右側に吊り下げているのは隣のお店の売り物 “でびら” です。

(でびら=尾道では“でべら”とも。 ガンゾウビラメの干物です)




西側には “新音戸大橋” も架橋工事中



瀬戸内海随一の難所らしく、潮流も海とは思えないほど。

かなりの操船技術をもった船頭のようです。

2012年1月25日

呉まで散歩 ~No.2~

“わさお”似の少々ブサカワ系猫は、日向ぼっこ中

呉まで散歩NO.2は、平清盛の日招像がある高烏台公園までの上り下りで出会った
猫たちの写真です。


というのも、この山の中程に“瀬戸内オーシャンスパ 汐音”という今流行の温泉があり、
その入口横でテントを張って呉名物の肉ジャガなどを売っているおじさんたちに
「日招像はどこにあるんですか?」って尋ねると
「そこの道を真っ直ぐ行けばすぐわかるでぇ」とのお答え
「距離はどれぐらいなんじゃろか?」って尋ねると
「車じゃったら1~2分、歩いても10~15分ぐらいよぉ!」とのお答え
快い即答に深々とお礼を申し上げた。

少~し悩んだ末、
10~15分程度ということは約1kmぐらいなので運動も兼ねて歩くことに。
テクテク、と
テクテク
テクテク
もうそろそろ遠目には像が見えてもいい頃
と思いきや
【公園まで1.2km】の標識!


あのおっさんええかげんなことを、
と思いつつ
テクテク、と
標識から、そろそろ0.5kmは歩いたと思われたとき
またまた標識
そこに書かれていたのは
【公園まで1km】
なんじゃこりゃ (>_<)
あのおっさん!‥‥
結局公園までの道のり約2km
いい運動になりました (^_^;)
そして、車で上がらなかったおかげで
かわいい猫たちにも出会えました。
おじさんたち
ありがとう 

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木の上が大好きな猫です。
帰りに見かけるとさらに4~5mの高いところまで登っていました。


精悍な顔つき

首輪に繋がっているロープを引こずりながら一人、いや一匹で散歩中
  

呉まで散歩 ~No.1~

  
『地御前まで散歩』に続き、今度は『呉まで散歩』
 
 
 
この時期、呉までくれば、早い春を探しに蒲刈島だとか倉橋島・鹿島・能美島など、
島嶼部に向けて足を延ばすんだけど、
地元の宮島やここ呉などで俄かにブームとなっている
『平清盛』の足跡に少しでも触れてみようと思い立ち、
“音戸の瀬戸” を望む高台にある『高烏台公園』(標高200m)へ向かった。
 
 
ここ高烏台公園には平清盛の銅像がある。


『Google-Map: 呉市警固屋町 高烏台公園 』
 
 
日没の方向に扇を向けて立っている『平清盛公日招像』の後姿

 
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この日招像の謂れは‥
 
厳島神社参詣の重要な海路だった音戸の瀬戸
その開削工事を指揮した清盛公が
西に沈む太陽に扇を翳し「返せ、戻せ!」とさけんだ。
すると‥‥不思議・不思議 なんと太陽が中天にまい戻り、
開削工事は見事一日で成就した、
らしい   めでたし、めでたし
 
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正面から見ると‥
凛々しい顔立ち

 
 

≪公園から望む瀬戸内海≫
 
段々畑と沖に向かう漁船、
穏やかな風景が広がっています。


海上自衛隊の艦艇や

 
工場萌えも楽しめます。
 





2012年1月19日

地御前まで散歩 ~五歩目~

“地御前まで散歩” のんびり歩いて往復2時間ほどの道のりですが、
~五歩目~で最終歩。


最後は干潟の小魚などを生活の糧としている鳥たちです。


2~30m離れていましたが、蒼鷺が私の気配を察して逃げていきました。
体型が大きく、また鳴き声(ギャオ!と鳴きます)も豪快なわりに結構臆病

引き潮で海中に現れた牡蠣の養殖棚
数時間後現れる餌場となる干潟をじっと待っているようでした。
     

蒼鷺と小鷺は、仲がよくないようで‥‥
海を隔てて別々


2012年1月17日

地御前まで散歩 ~四歩目~

“地御前まで散歩” 四歩目は『地御前神社』
 
地御前神社といっても、遠方の方には聞き慣れない名前だと思うけど、
NHKの大河ドラマ『平清盛』により賑わっている宮島の厳島神社との繋がりは深い。
毎年旧暦6月17日に行われる管弦祭には、厳島神社とここ地御前神社が舞台となります。
“地御前” という名前も雅な雰囲気がします。
 
 
 
さて、最初の一枚は、埋立地となっている地御前漁港から海越しに撮った地御前神社
古には神社の前には松に囲まれていたようですが、
現在は真ん前に広島電鉄の鉄道が走っています。
写真の下側に写っているレイのようなものは、牡蠣養殖に無くてはならない帆立の貝殻です。



神社前は通学路です。
通り過ぎるときに、当たり前のように正面で手をあわせていました。





拝殿の中には、奉納された多くの絵馬が掛けられています。
小さくて判りにくいと思いますが、写っている絵馬は、
管絃祭の模様でしょうか、大鳥居と御座船が描かれていて、
縁には大正十三年六月吉日と記されています。


2012年1月15日

地御前まで散歩 ~三歩目~

  


やっと目的地の牡蠣養殖業者が集まっている地御前漁港までやってきました。



自宅から2kmちょっとの距離ですが、キョロキョロしながら、撮りながらなので所要時間約1時間。






ここでのモデルは、数年前から馴染み (といっても、近寄ると逃げて行きますが‥) の真っ黒いネコたちです。
上の写真が親ネコと思われ、警戒心たっぷりにこちらの様子を伺っています。
2~3枚目がその子猫たちでしょうか、
大きな牡蠣筏の浮の上で日向ぼっこ 昼寝中 zzzzzzz..............z
zzzzzz......... 気持ちよさそうです‥‥
 
 

 そして最後の写真が“地御前まで散歩”最大の目的地、牡蠣の直売所です。
 
台の上に置いてある発砲スチロールのケース、蓋が風で飛ばされないよう厳重に石が置かれています。
直ぐ横には牡蠣の仕分け所のような部屋がありますが、
基本的には無人店舗です。
なので、お客はその発砲スチロールの箱から牡蠣を勝手に取り出し、
百万円はかる~く入ると思われる大きなカンカンの料金箱へお金を入れるシステムです。
もちろんお釣りはでません。

ちなみに、向かって左側が1000円、右側が500円
容量(500g~600g)はいっしょ、牡蠣の大きさが違います。
我が家が購入するのは、当然‥‥右側(^^)vです。











『地御前まで散歩』シリーズ 帰りもあるので、あと1~2回続く予定です。




2012年1月14日

地御前まで散歩 ~二歩目~


阿品東電停から約1kmポコポコ歩くと国道2号線に出る。

その2号線道路脇に鮮やかに咲いているのがこの山茶花
樹高は3mほどで、その直ぐ横に夏ミカン(ハッサク?)の大きな実が
脇役、いや主役然として彩りを添えている。




近くに並んで植えられている梅の蕾はまだこんなに小さい。
開花はきっと2月下旬ころ

2012年1月13日

地御前まで散歩 ~一歩目~


当blogでも何度か触れましたが、
冬になると新鮮な牡蠣かつ安価な牡蠣を求め、
近場の牡蠣打ち場地御前漁港まで出かけます。
2012年最初のフォト散歩は、
地御前漁港まで約2kmの気の向くまま、レンズの向くままに。
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“地御前まで散歩”一歩目は、広島電鉄の阿品東。
この阿品東電停は、広島電鉄数多ある電停のなかで海に一番近い電停です。

冬には海から昇る日の出(今だと7:20過ぎ)が電車からも望めます。
あと二駅西に行くと宮島口に到着。
写っている電車は『グリーンライナー3950型』




線路沿いの山茶花がきれいです。




電停の陸橋から望む海景色。
干潟には牡蠣の稚貝の養殖棚と海藻を啄ばむカモの群れ、
そしてナマコの底引き網漁船