2010年10月30日

県北の秋~No.2

<絞り:f6.3 測光:スポット 露出補正:+1/3EV 1/25秒 ISO100>
 
撮影場所⇒『広島フォト散歩map: 安芸太田町松原 深入山
 
 
前回につづき深入山での1枚。
登山道脇の谷間で見つけた色とりどりの秋色。

真っ赤に染まり一際目立っているのは山漆でしょうか?
ただこの山漆、
触ると大変なことになるそうです。
美しいものには……
 
 

2010年10月29日

県北の秋~No.1

<絞り:f20 測光:スポット 露出補正:+1/3EV 1/30秒 ISO100>
 
撮影場所⇒『広島フォト散歩map: 安芸太田町松原 深入山
 
 
秋の探索に戸河内~深入山~三段峡~聖湖へでかけてきました。
今日の一枚は、深入山です。
 
麓には“いこいの村ひろしま”という宿泊施設もあり、
手軽にトレッキングができるようになっています。
いこいの村に面する山肌には木がほとんど無く
冬にはスキーやスノーシュートレッキングもできるようで、
春には草原が広がり、そして秋にはススキ野となり
足元をよく見ればリンドウなどの小さな秋花も咲いています。
 
ただし、熊注意の立て札もあり、特に今年は出会える確率も高いと思われ、
熊鈴は必需品です。
 
 

2010年10月27日

ちょうどいまどき

<絞り:f11 測光:スポット 露出補正:-2.0EV 1/640秒 ISO100>
 
撮影場所⇒『広島フォト散歩map: 廿日市市阿品
 
 
朝の空気が肌寒く感じる頃になると、
ちょうどいまどき、
広島湾では広島を代表する冬の味覚“牡蠣”の収穫が本格的に始まります。
 
牡蠣の水炊き、
殻付き牡蠣のチン、
牡蠣の炊き込みご飯、
牡蠣バスタ、
楽しみです。
 
 

2010年10月22日

宮島秋近し~その4

撮影場所⇒『広島フォト散歩map:宮島 もみぢ谷道標


撮影場所⇒『広島フォト散歩map: 宮島 豊国神社落彫り

宮島の秋には直接関係ないけど、
先日宮島へ行った時に見つけた“時”を感じた写真を2枚。
 
先ず上の写真…
紅葉谷の入口、もみじ橋の少し手前に
右 もみぢ谷道 』 と彫られた道標と思われる石柱が道路脇に横たわっている。
風水害により倒れたものなのか、上部“右”文字の1/3から上が欠けている。
現在、それに代わる木製の道しるべがいたる所に立ててはあるが、
この道標も古には多くの参詣客にもみぢ谷を案内したものと思われ、
道の一部と化してる姿がちょっと可哀そうに見える。
土に埋もれている部分には別な文字が隠れているかもしれない。
  
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そして2番目の写真…
 
落書きならぬ“落彫り”
『千九百五十三・十月十七日 長崎県立……』と
かなりの時間をかけたと思われる入念な落彫り
 
見つけた場所は、「豊国神社」
あの戦国武将豊臣秀吉公が建立し、
重要文化財にもなっている通称『千畳閣』の太い柱。
千畳閣の床は地面から2mほどの高さがあって、
南側廊下の下は、通り抜けできる通路になっている。
その通路内にあるわ・アルワ・ARUWA、無数の落書き・落彫り
 
1953年に落彫りをしたと思われる多比良分校、調べて見ると
1949年:島原高等学校の分校として設置
1956年:国見分校に改称  
とあり、彫られた年と名称は辻褄があっているようで
 
また、彫った月日が10/17、撮った月日10/16
計算が合っていれば、丁度56年と365日目、
ちょっと気持ち悪いようでもあり、
今では(昔も?)許されるようなことではないけど、
私が生れる前、当時の情景を想像しながらタイムスリップしてみるのも悪くない。
 
 

2010年10月21日

宮島秋近し~その3

<絞り:f13 測光:スポット 露出補正:-1.7EV 1/1250秒 ISO100>
 
撮影場所⇒『広島フォト散歩map: 宮島 町家通り
 
 
もみじ饅頭など土産物の商店が立ち並ぶ表参道商店街から
1本奥に入ると“町家通り”があります。
 
観光客がひしめく表参道商店街とは対照的に
魚屋さんや電気屋さんなどがあり島に住む人たちの生活道となっているようです。
とはいえ、宿や洒落た喫茶店などもあり、
日が暮れると各家の軒先には島内で統一された行燈が灯され、
昼間の賑わいが嘘のように静かな町家通り夜散歩も一興です。
 
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今日の一枚は、紅葉谷からの帰り道で撮った町家通りから望む五重塔です。
 
 

2010年10月20日

宮島秋近し~その2

<絞り:f9 測光:スポット 露出補正:0.0EV 1/30秒 ISO100>
 
撮影場所⇒『広島フォト散歩map: 宮島 四之宮神社
撮影月日⇒10/16
 
 
千畳閣・五重塔を後に、紅葉谷公園へ。
すでに極々一部ですが、色づきはじめているモミジがありました。
紅葉谷公園にも数種類のモミジがあり、
一番本数のイロハモミジはまだ青々としていて、
紅葉にはもうしばらくかかりそうです。
 
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今日の一枚は、紅葉谷公園の入り口、朱塗りのもみじ橋を渡ってすぐの所、
四之宮神社の鳥居越しの紅葉。
 鹿さんも飛び入り参加してくれました。
  
 

2010年10月19日

宮島秋近し~その1

<絞り:f5.6 測光:スポット 露出補正:-2/3EV 1/100秒 ISO100>
 
撮影場所⇒『広島フォト散歩map: 宮島千畳閣
 
 
朝夕めっきり気温が下がり、涼しいというよりも寒く感じるようになってきました。
 
近くの海でも秋真っ盛り。
つい先日まで釣果にムラがあったサヨリが入れ食い状態に、
そして、太刀魚もまだまだ数は少ないようだけどボチボチと岸に寄ってきているようです。
近い将来おそらく、いや必ず釣れるはずの太刀魚。
“自家製太刀魚一夜干し”で一杯やるのが今から楽しみです。
 
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丁度1ヶ月前、9月中旬に宮島弥山に登り、
今回は新たに購入したタムロンの広角レンズ10-24mmのテストを兼ね、
紅葉谷の紅葉状況を把握するため宮島へ渡島。
 
今日の一枚は、紅葉谷へ行く途中、小高い丘の上に建っている千畳閣と五重塔での撮影。
千畳閣の茶けた無垢の柱・床板の間から垣間見える朱塗りの五重塔、
コントラストがきれいでした。
 
  広角レンズの印象……只々画角の広さに驚き、戸惑うばかり。
ちなみに今日の一枚の焦点距離は23.8mmです。
 
 

2010年10月10日

最後の稲刈

<絞り:f9 測光:スポット 露出補正:0.0EV 1/6秒 ISO100>
 
撮影場所⇒『広島フォト散歩map: 安芸太田町中筒賀井仁
 
 
秋の里山風景を求め、秘郷の棚田井仁へ行った。
 
今年の5月1日に訪れた時には、代搔きされて田植えの真っ只中だった。
『5/5 秘郷 井仁の棚田』をご覧ください>
 
あれから5ヶ月とちょっと、
稲刈りも終わり殺風景な棚田が広がっていた。
 
稲刈りは終わっていることは想定していたのだけど、
はぜ掛けされた田んぼの畦に彼岸花が咲いているかも?
と、淡い期待を込めて訪れた。
 が、はぜ掛けもほとんど無く、畦には彼岸花も咲いていない。
ちょっと、いや かなり残念……
  
とは言え、せっかく来たのだからと気を持ち直し、
のんびり棚田をぐる~と探索
 
道沿いに僅かに咲いている彼岸花、秋桜や蜻蛉などを撮りながら、
棚田の一番奥に差し掛かったところで見つけました、
井仁棚田最後の稲刈り、しかも機械じゃなくて鎌での稲刈り。
 
稲刈りしているおじさんに
「写真撮らせていただいてもいいですか?」
というと
「どうぞ、どうぞ! すきに撮りんさい」
と快諾のご返事
私「もうほとんど稲刈り終わったんですね」
おじさん「これが(井仁で)最後の稲刈りじゃけぇ! もうみんな冬眠の準備をしょうるんよぉ」
私「すばらしい風景ですね、全国から観光客が訪れるんでしょうね?!」
おじさん「棚田百選に選ばれとるけんね。あんたはどこから来たん?」
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:
おじさんは、会話しながらも淡々と
稲を刈り、
クルクルっと1~2本の藁をないで、
稲を束ね、
はぜ掛け
する様子を20枚ほど撮らせていただきました。
ありがとうございました。
 
  
今度は田植え後か、稲穂が頭を垂れている頃伺いたいものだ。
 
 

2010年10月8日

トンガリ藁帽子

<絞り:f14 測光:スポット 露出補正:0.0EV 1/20秒 ISO100>
 
撮影場所⇒『広島フォト散歩map:三次市三和町
 
 
稲刈りシーズン、三次方面を車で走るとこのような景色をよく見かけます。
トンガリ帽子のように稲藁を束ねて干しています。
干した後は、家畜の飼料? 藁草履? わら縄? 納豆包み? 壁土の材料?
しめ縄? わら細工?
どうもどれも当たっていないようで…
このような干し方は、どこの地方にもあるのだろうか?
 
 
バッタなどの昆虫がいるのでしょうか、
真っ白いダイサギがトンガリ藁の周りをしきりにウロついていました。
 
 

2010年10月4日

真っ赤な絨毯

<絞り:f14 測光:スポット 露出補正:+2/3EV 1/10秒 ISO100>
 
撮影場所⇒『広島フォト散歩map:三次市吉舎町
 
 
三次市吉舎〈きさ〉町には、彼岸花の群生地があります。
地元の方々が長年に渡り大事に守り育てられ、
今年も見事に咲きそろいました。
  
吉舎町は、ここ群生地以外にも田んぼの畦や蕎麦畑の脇などに
沢山の彼岸花が咲いていて見飽きることがありません。
 
当日も自宅から群生地まで90数km、2~3時間のドライブコースですが、
朝8時過ぎに家を出て、彼岸花を見つけては途中下車撮影をしていたら、
群生地に到着したのが午後2時を過ぎていました(^_^;)
 
 

2010年10月2日

尾道てっぱん

<絞り:f8 測光:中央重点 露出補正:+2/3EV 1/200秒 ISO400>
 
撮影場所⇒『広島フォト散歩map:尾道海岸通り
 
 
今週9/27から尾道を舞台にNHK連続テレビ小説『てっぱん』がスタートした。
 
尾道は、私の故郷。
物心つくかつかない頃から“てっぱん”にはすごくお世話になった。
もちろん“てっぱん”とは言わない。
お好み焼きのことを略して、“おこのみ”と言っていた。
 
近くにあったおこのみ屋さんのてっぱんは、せいぜい1~1.2m四方ぐらいで
焼方のおこのみ屋のおばちゃんを囲んで5~6名座れば満席状態で
昼時間ともなれば順番待ちとなっていた。
 
幼少の頃、母ちゃんから卵とお好み代金(20円ぐらいだったと思う)を貰って
喜び勇んで食べに行っていた。
当時は、おこのみのトッピング卵の持参はごくごく普通で、
時としては、余りものの冷飯を持って行き焼き飯も作ってくれていた。
お好み焼きもそうだけど、焼き飯もてっぱんで炒めると
自宅で作るそれとは一味も二味も違っていた。
 
それから、おこのみ屋には表紙も破け、ページの途中はおこのみソースで糊付けされ
ソースの茶色い染みの付いた古いマンガが必ず置いてあり、
そのマンガを読みながら、おこのみを食べるのが楽しみのひとつだったことを思い出す。
当然、てっぱんと口の間にあるマンガの上には、おこのみが何度かコテからこぼれ落ち、
更に糊付けページが増えることとなる。
 
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今日の一枚は、
『てっぱん』の主人公村上あかり(瀧本 美織)が、
祖母田中 初音(富司 純子)が尾道水道突堤から海に投げ捨てたトランペットを
海に飛び込んで拾い上げるシーンがあった。
その突堤かどうかはっきりしないけど、
突堤の海越しに見えるのが
村上あかりの住まいがある造船の盛んな島、向島です。