2011年8月9日

北の大地2011 『ノシャップ岬の夕景』


<絞り:f6.3 焦点距離:300mm 露出補正:0.0EV 1/160秒 ISO250>
 
撮影場所⇒『広島フォト散歩map: 稚内市 ノシャップ岬 』
 
 
7/19、自宅を出発して8日目、 愛車の走行距離は1200km

昨日、宗谷本線の終着駅、稚内駅近くのホテルに宿をとり、
今日は、日本最北の地、ロシアとの国境の街、稚内をのんびり満喫旅。
 
8時頃の遅い朝食をいただきホテルをチェックアウト、
ホテル近くにある宗谷本線終着駅「稚内駅」や「稚内港北防波堤ドーム」などぶらぶらと散歩した後、
先ず向かったのが宗谷岬
弓形の宗谷湾沿岸を徐々に北上する。
海岸沿いは砂浜と植生により美しい景観が続く。
初夏を彩る草花は少し盛りは過ぎてるようだけど、
まだ僅かにエゾカンゾウの黄色い花やハマナスの赤い花が咲いている。
 
やがて、テレビなどで見馴れたあの尖がった「日本最北端の地の碑」が見えてくる。
観光バスなどによる観光客が溢れていた。
 
宗谷岬のわずか43km先にはロシアに実効支配されているあの樺太の地がある。
当日は、残念ながら霞んでいて確認することが出来なかった。
  
 昼食は、話のタネにと、碑の道路向かいにあるご当地有名食堂
その名も「最北端食堂」。
注文したのはカニ、エビ、たこなどがトッピングされた“最北端ラーメン”‥‥1300円也
 
その後、本日のメインコースの『宗谷丘陵』へ
すばらしい景観だった。
雄大な起伏が見渡す限り続き、
丘全体牧草地のような草原が広がり、所々に牛も放牧されている。
そして、カメラの三脚が倒れるぐらいの風が吹き、
広大な草原の草が次々と傾いでいく景色は、風が丘を駆ける姿が見えるようでした。

本来ならここへその写真を載せるべきなんだけど、
どうも私の稚拙で、かつ小さい写真ではその広大さは伝える術もないので、
YouTubeで見つけた

をご覧ください。

 

余談なんだけど、
この宗谷丘陵の景色は、宗谷岬の碑を見るよりか、はるかにすばらしいと思うけど、
あれだけ宗谷岬にいた観光バスが1台も通らないのは何故なんだろう?と‥‥
観光客が宗谷丘陵のような景色は望んでいない、のか
バス会社の営利主義で俗に言う“観光地”だけで周ればいいと思っている、のか
観光地巡りでスケジュールいっぱいで周る余裕がない、のか
はたまた、
観光バスは乗り入れ禁止されている、のか
 ???
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で、今日の一枚は、そんな宗谷岬からUターンし本日のお宿の近く
ノシャップ岬の夕景です。
日没間際、太陽の下を利尻・礼文島の定期航路フェリーが通過してくれました。
贅沢いうならあと2~3分遅く来てくれれば、と

撮影の最中、宗谷丘陵同様に風が強く、また夏とは思えない寒さ、
トレーナーどころかセーターを着込みたいほど。
宿の女将さんに聞くと、これくらいの風・気温は当たり前で、
逆に20度以上になると暑くてかなわない、とのこと。
 
  

もう一枚は
当日午前6:00頃、
「稚内港北防波堤ドーム」の北隣の漁港での昆布漁の風景です。
 
岸から100mほど先まで遠浅になっているようで、岸沿いに数十隻の漁舟が出漁していました。
3~4mほどのネジリシバという棒を海底に差し入れ、昆布を巻き付け舟に引き上げます。
 
岸では、採ったばかりの昆布を砂利を敷いた干場で丁寧に並べ天日干しをしていました。
 
夏場の風物詩です。
 

               明日は、留萌へ向かいます。
もう少し、つづく

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