2013年7月15日

北の大地へ 2013 ~10日目 最終回~《美瑛~小樽》

  
 
≪写真をクリックすると大きく表示されます≫
 
 
 
10日目(6/22)、北海道の旅最終日となりました。
 最終目的地は、旅の出発地でもあった小樽です。
 
 
先ずは、恒例の早朝散歩で撮影した『白髭の滝』
撮影途中から雨が降ってきました。
2年前に来た時も雨だったような…

  
 
 道道966号線の通称白樺街道です、白樺並木と道道の間にはサイクリング(ウォーキング?)ロードも整備されています。

  

ところで、『びえいMAP』なるものをご存じでしょうか?

要は、美瑛町の観光MAPなんですが、微に入り細に入り観光名所・グルメ・宿などが記入されていて、ケンメリの木や親子の木、またぜるぶの丘などの名所が効率的に周れるサイクリングマップも載っていて観光客必携の地図なのです。
ただ残念……といいますか、曲がりくねって起伏の激しい美瑛町、このマップを頼りに走ってても道を間違えて現在地が判らなくなってしまう、ということもシバシバ。

そんな『びえいMAP』なのですが、毎年版を重ねる毎に微妙に追記・修正・削除などされているようで、この度購入したマップにはあの有名な『哲学の木』が削除されていました。
理由は明白、観光客が耕作地に無断で侵入するなどマナー違反が原因です。
それに合わせるように “ 畑・立入禁止 ” という表示が多く見られるようになりました。
 

美瑛町の拓真館(風景写真家 前田真三の写真ギャラリー)の近く、『四季の交流館』の裏手、 “ 天空のテラス ” からの眺望です。
この “ 天空のテラス ” 、超マイナーなのか、訳ありなのか、びえいMAPには載っていません。
晴れの日・空気の澄んでいる日にはお薦めです。

  
その後、美馬牛駅、“ゴーシュ”でパンの購入、そして北西の丘展望台、今年CMで有名になった“嵐の木(五本の木)” を周り、美瑛での行動はタイムアップです。
 
いよいよ小樽へ向けて帰路に就きます。
 
帰路のコースは、『悲別ロマン座』へ寄りたくて歌志内経由、
  

歌志内へ向かう途中、歌志内の隣り町赤平市の炭鉱跡地に残されている『旧住友赤平炭鉱立坑櫓』です。
近くに立てられていた説明看板には、地上高は43.8mですが、地下はなんと650mと想像を絶する深さです。

 
  
そしてもう一か所、
上の立坑櫓から1kmほど離れた場所にある『赤間鉱の選炭工場跡』です。

屋根などは、残っていませんが、掘り出された石炭の一時保管場所だったそうです。
滑り台のようなところには、石炭を運ぶベルトコンベアが設置されていたのかも知れません。
左端のには上の写真の立坑櫓が小さく見えます。
 この工場跡の右側には、石炭採掘時に出る不要な岩石などが積まれた130mのズリ山(ぼた山)があります。
時間が無くて断腸の思いで登れませんでしたが、777段の階段があるそうです。
時間が無くてよかった…(^_^;)
 
地下650mの立坑櫓といい、130mのズリ山といい、想像もつかないほどの規模ですが、当時の町の賑わいは如何ほどだったのか!?

  
 
歌志内に入りました。
新歌志内トンネルを抜けると直ぐのところに『悲別ロマン座』がありました。
今では正面に『悲別ロマン座』と銘が掲げてありますが、
ウィキペディアによると
≪旧住友上歌鉱会館。1953年に職員の厚生施設として竣工、映画上映や舞台公演の会場として使用されていた。往時は東海林太郎をはじめとする、有名歌手の歌謡ショーが行われ、大いに賑わっていた。1971年に炭鉱が閉山してから廃墟となっていたが、1977年公開の映画「幸福の黄色いハンカチ」では、会館前で若者たちが「銀座カンカン娘」を歌うシーンで使用され、その後、倉本聡原作・脚本によるテレビドラマ「昨日、悲別で」が1984年に放映されたことがきっかけとなり、地元の若者の手で改修された。以前は、期間限定ながら公開されていたが、現在は閉鎖されている。≫

ロマン座の裏側にも同様な内容の看板が掛かっていました。
ここも立坑櫓などと同じ炭鉱遺産の一つなのです。
 
   

テレビドラマ「昨日、悲別で」使われたのかどうかわかりませんが、ロマン座前の空き地に置かれているトロッコと前庭に咲く赤い花
 


現在は、正面玄関のスペースで喫茶店が営業されています。
ドライブ休憩も兼ねてコーヒーを飲んでいると………
玄関前に現れたキタキツネ、
店長曰く “ 招きキツネ ” だそうです。

   

歌志内を後に上砂川を経由して、一気に小樽です。
 
天狗山ロープウェイからの夕景、この旅で初めて見る夕陽、夕景です。

  
そして、小樽夜景
最後の最後に素晴らしい景色にであえました。

 
 
22:20 あと1時間ほどで舞鶴へ向けて出航です。
飲酒して車の運転ができない同乗者(私のことです)は、左側の長い高架通路から入船です。

 
 
本日の走行距離は239km、北海道での累計走行距離は1970kmにもなりました。


 


より大きな地図で 広島フォト散歩 『北の大地へ 2013』 を表示
 
 
 
 おわり  

2 件のコメント:

  1. お疲れさまでした。
    シリーズ毎回楽しみにしていました。

    写真1枚、1枚に臨場感があり、
    まるで自分がその場にいるようでした。

    2000枚の中から厳選した傑作揃いですね。

    全ての写真にコメントしたいけど、、、?

    強く印象に残ったのは「北太平洋シーサイドライン」
    、「釧路湿原」、「三俣駅」等です。

    また、鉄道写真も多くて嬉しかったです。

    落石の断崖も見たかったです。

    早、一ヶ月過ぎようとしているのですね。

    まだまだ余韻に浸りたいです。。。

    返信削除
  2. テッちゃん
     おはようございます。

    うれしいコメントありがとうネ。

    ン~~ 疲れました! 拙い写真の山の中からの選出・リサイズ、そしてブログの更新‥(^_^;)

    車窓からの景色が千変万化する北太平洋シーサイドライン、一目では見渡せない広大な釧路湿原、まさに大自然に包まれた道東でした。
    放牧された馬や牛、キタ子キツネ、エゾジカそして道、道・湿原などに咲くたくさんの草花にも癒されました。
    また、足を踏み入れること自体も阻むような厳しい環境のなかを延々と続く鉄路も印象的で、撮らずにはおれんでしょう ^^
    今度寄った時には、ゆっくり残りの1900枚も見てってください\(^o^)/
     
    テッちゃんの“極秘8下計画”は進んでいますか? えッ、極秘だから言えない!!
      そりゃ、ごもっとも‥‥

    返信削除