2013年7月11日

北の大地へ 2013 ~7日目~《羅臼~弟子屈》

  
 
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7日目(6/19)
 
昨夜チェックインしたのは、羅臼漁港から3kmほど知床横断道沿いに山手に入ったところ
 “陶灯りの宿 らうす第一ホテル”

夜食といっしょに頂いた北海道の地酒『北の勝』が良かったのか、夜明けとともに目覚めです。
昨日と比べようもなく天気もいい。
居ても立ってもいられず、今日も朝食前の早朝ドライブです。
 
向ったのは羅臼漁港、
しかし、羅臼漁港に向かって下るほどに先ほどまでの好天が嘘のような霧、きり、キリ……
 
漁港まで来ると目の前は真っ白け、、100m先も見えないほどです。

この漁港に来たのは、根室の落石(5日目 後編参照)同様、『北の国から』のロケ地となったところだから。

最終の放送となった『2002 遺言』
内田有紀演じる高村 結と純が深夜リンゴをかじりながら歩いた漁港
内田有紀の陰りのあるあの表情、名シーンが思い出されます。
 

   
朝食後、ホテルをチェックアウトし、車で行ける羅臼最北の地を目指します。
知床半島沿いに伸びる道道87号線を北上、
右折はもちろん左折する道も、当然ながら信号もありません。
 
途中、『北の国から』で純と唐十郎演じる高村吾平ことトドが入った海岸の露天風呂“セセキ温泉”などを見ながら、北上すること20数km県道の終点、相泊に到着です。
 
そこからは、ヒグマのテリトリー
徒歩で行くのみ、
念のため熊鈴を着け、チリーン チリーンと音を響かせながら100~200m歩いたところで気が付きました。
海の向う 遥か遠くに、初めて目にする北方領土です。
2年前の宗谷岬、そして昨日根室の納沙布岬でも見ることが叶わなかった北方領土、
漁船の彼方に国後島の山並みがほんの僅かですが姿を見せてくれました。
それだけでもここ羅臼に来た甲斐がありました。

 
 
海から後ろを振り向くと海岸沿いに並ぶ昆布番屋と迫り出すような崖。
昆布漁も7月から解禁なので地元の方も誰ひとりいません。

実は、これを撮る数分前、カメラを携え、脇には熊避けスプレーを装備した方に会いました。
その人が私に
『これ(熊避けスプレー)が無いと危ないですよ』 
とひと言うなり北に向かって歩いて行かれました。
ずっと先に行かれるようです。
 
ここから1kmほど行ったところに北の国からで実際に撮影した“純の番屋”があるそうですが、
私には200mほどで精一杯です。

  
  
さて、いよいよ羅臼を後に知床横断です。
 
6月も中旬、この時期に信じ難いことですが、雪崩の危険性があるということで知床横断道路は夜間通行止めとなっています。
しかし、横断道を走って判りました、流石に道には雪は無いものの道路のすぐ脇、日陰となる急峻な斜面には大量の雪が残っています。
(これより1週間後、6/25に夜間規制が解除となりました)
 
写真は、知床横断道路の8~9合目あたり、見返り峠での撮影です。

  
 
 知床横断道路知床峠を経てウトロに来ました。

知床五胡の高架木道(片道800m)で一湖まで散策し、
そして、ウトロ漁協婦人部食堂で昼食です。
注文したのは焼き魚定食、魚はホッケです。
漁協の食堂ということで期待して入ったのですが、少々というかかなりガッカリ、
漁協特選の脂が乗ったホッケを期待していたのですが、極々普通の広島でも買えるホッケと一緒のような……
 
 
さて、気を取り直してオホーツク海に沿って網走方面釧網本線原生花園駅に向かいます。

下の写真は、その途中小清水町で撮影した広大な畑です。
このような景色に出会うと思わず車を止めてしまいます。
トラクターを使ってもこの広大な畑を耕すのに半日は掛かるそうです。

  
  
原生花園駅を経由して、北浜駅まで来ました。

夕刻近くなるとオホーツク海沿いも霧です。

  
  
 道東を目指して北上してきましたが、いよいよ小樽に向けて南下です。
先ずは、屈斜路湖畔のホテルで宿泊です。
 
いままで、曇りや霧で星空を望める日はありませんでしたが、やっと見れたきれいな星空!!
と、
言いたいところですが、
夕食時、巨大なガラス窓に映った室内灯……(^_^;)

 
 
 本日の走行距離は、240kmでした。


 
 
 
 
明日は、富良野を目指します。
つづく  

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