2010年9月18日

蕎麦の茎はなぜ赤い

<絞り:f6.3 測光:スポット 露出補正:+1.0 1/100秒 ISO100>
 
撮影場所⇒『広島フォト散歩map:東広島市豊栄町
 
 
前回の続き。
 
東広島市河内町の宇山そば処『さわやか茶屋』でそば定食を頂いた。
ぶっかけ蕎麦と炊き込みご飯と漬物
旧宇山小学校跡地を利用していて、
地元の元気ばあちゃんが主になって営んでいる様です。
校門の石碑、小さなプール、校庭、講堂(体育館?)もそのまま残っている。
茶屋店内も職員室なのか教室をそのまま利用していて超シンプル
そばの味は、まぁまぁ美味しかった…のだと思う。
 
(本当をいうと、全国的に有名な豊平の「達磨 雪花山房」に行った時も感じたのだけれど、
どんな蕎麦が美味しいのかよく判らない)
 
そばを注文して待っている間、奥方が店内壁際の棚に置いてある
『宇山そば処 さわやか茶屋だより』という二つ折りの広報誌をいただいてきた。
第21号(2010年8月)とある。
その“たより”冒頭の書出しにちょっと気になる内容が書いてあった。
 
本文をそのまま引用されて頂くと
 
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 盆前後頃から、そば植えの作業が、あちこちでみられる。そばの育成は非常に早く、九月終わりになると、田畑が白い花でいっぱいになる。
 そして茎の赤さが目立つ様になると小さい頃聞いた「そばの茎はなぜ赤い」の話を思い出すその話は不思議でもあり、悲しくも感じたものだ。
 それはさておき、……
 
      ……後略
 
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結局「そばの茎はなぜ赤い」のか何も書かれていない。
話が長くなるからなのか、
おどろおどろしい話なのか、
活字にするべき内容ではないからなのか、
気になって調べてみると、、、
 
不思議でもあり、悲しい物語。
 
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今日の一枚は、「さわやか茶屋」での昼食後、帰り道で見つけた蕎麦畑。
 
さわやか茶屋周辺にも蕎麦がたくさん植えられているとのことでしたが、
今年は猛暑の影響なのか、まだ花が咲いていない、とのことで
蕎麦の花を諦めていたところ、河内町から豊栄に入ると、
僅かな畑しか植えられていなかったものの
赤い茎が見えないほどに真っ白い花を付けていました。
 
 

2 件のコメント:

  1. 「そばの茎はなぜ赤い」・・・ こんな昔話があるようです。

     むかしむかし、あるところに母親と三人の子供が暮らしていました。ある日、母親が親戚の家へ餅つきの手伝いに行くことになり、子供たちに
    「いいかい、母ちゃんが帰ってくるまで、誰が来ても戸を開けちゃいけないよ」
    といって、出かけました。
     母親が、家路につくころには、あたりはもう真っ暗で、餅を背負い山道を歩いていると、突然、山姥(やまうば:山に棲む女性の怪物)がでてきて、
    「餅を食わせろ!」
    といってついてきました。仕方なく、餅をやると山姥はあっという間に食べてしまい、
    「もっと食わせろ!」
    といいます。母親は仕方なく餅をやりましたがこれもすぐに食べてしまいました。そうこうしているうちに母親の持っている餅も底をつき、山姥はとうとう母親も食べてしまいました。
     山姥は、子供たちも食ってやろうと、母親に化けて家へと向かいました。戸口の外からの
    「いま帰ったよ」
    という声に一番下の子がよろこんで戸を開けようとすると、上の子が
    「本当に母ちゃんなら、ここから手を出してよ」
    といって、すき間から手を入れさせました。すると、ガサガサした手をさわって
    「この手は母ちゃんじゃない!化け物の手だ!」
    といって戸を開けようとしませんでした。
     山姥は、
    「これは餅がついたんだよ、すぐに洗ってくるからね」
    といって、畑の里藷の葉をとってかぶせ、もう一度すき間から手を入れました。一番下の子は
    「すべすべしてるから、母ちゃんだ!」
    といって戸を開けてしまいました。
     その夜、山姥は一番下の子を抱いて床につきました。夜中になって、二人の子はガリガリという音に目をさましました。
    「なにしてるの?」
    と聞かれた山姥は
    「漬け物を食べてるんだよ。お前たちも食べるかい?」
    といって、子供たちに投げました。それはなんと一番下の子の指だったのです。
     二人はびっくりしどうやって逃げ出そうか考え、「おしっこ」と嘘をついて外に出て、近くの大きな木に登って隠れていました。やがて、子供たちが逃げたと知った山姥が探しに出てきて、木の上の二人を見つけました。
     山姥は恐ろしい声で
    「どうやって登ったんだい?」
    と聞くと、
    「すべらないように足に糊をつけて登った」
    と嘘をいいました。山姥も足に糊をつけて登ろうとしますが、すべって登れません。騙されたと知った山姥はますます怒り、その恐ろしさについ
    「鋸で傷をつけて登った」
    と本当のことをいってしまいました。
     山姥も鋸で滑り止めの傷をつけて登ってきました。逃げ場を失った二人は、天に向かって
    「鎖をおろして助けて下さい」
    と叫ぶと、空からするすると鎖がおりてきて、二人は、それにつかまって天へと登っていきました。
     これを見た山姥も
    「くされをおろして下さい。」
    と叫ぶと、今度は腐った綱がおりてきました。山姥は、それにつかまり子供たちを追いかけているうちに綱が切れ、まっ逆さまに地面へと落ちていきました。
     山姥が落ちたのは蕎麦の畑で、山姥の血で真っ赤に染まりました。それ以来、蕎麦の茎は赤くなったのだそうです。

    どうでしょう。。。 
    童話「赤ずきん」の話のようでもあり、「蜘蛛の糸」の要素もあり、 しかし、やはり、残酷な話のようですね。
    「不思議でもあり、悲しくもあり」とは、また別の話でもあるのでしょうか。

    ボクも蕎麦の味についてよくワカラナイ。 でも香りのいいソバなら出合ったことはあります。 今度、カノウ先生に語って頂きましょう(笑) ラーメンをすするおっさんよりも、蕎麦の似合う大人になりたいですね。

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  2. 大番頭 御中
     早速調べちゃいましたネ、「そばの茎はなぜ赤い」か!?
     似たような話が幾つかあるようです。
     きっと、各地方、いや各家によって少しづつ違っていたのかもしれません。
     
     そうじゃろう! 蕎麦の味ってよくわからない。
    うどんやラーメンなら素直に美味しかった!!  と素直に言えるのに。
     ひょっとするとワインに通ずるものがあるのかも?
    11月、カノウ先生が来宅予定となっているので、話が長くならない程度に語っていただきましょう!
     

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