2010年9月22日

弥山登頂<その2>

<絞り:f16 測光:スポット 露出補正:+1/3EV 1/30秒 ISO100>
(写真をクリックしてご覧ください)
 
撮影場所⇒『広島フォト散歩map: 宮島弥山展望台
 
 
登り始めて約2時間、やっとの思いで弥山の頂上に着いた。
途中、いくつかの丁石(町石)や、石段や、眼下に広がる景色の写真を撮りながら、
それから、三脚をつっかえ棒にして上がった息を何度も何度も何度も整えながらの登頂となった。
 
弥山の標高は535m
つい先日、テレビで北海道利尻島の利尻山への登山風景が映し出されていた。
一度は登ってみたいと思った。
利尻山の標高は1721m、宮島弥山の3倍以上もある。
登れるだろうか?
現在の体力で……
これから衰退するばかりの体力で……
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今日の一枚は、山頂にある展望台で撮ったパノラマです。
5枚の写真を切り貼りしました。
継ぎ目が判りますでしょうか?
 
左側が広島市街、中央奥に呉港のドックが確認できます。
そしてその手前が江田島・能美島、左奥の大きな島が大黒神島です。
 
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展望台で1時間ほど景色を堪能しつつ、体力の回復をまち、
ロープウェイに乗りたい気持ちをグッとこらえて、
帰路は、弘法大師の焚いた護摩の火が1200年間燃え続けているという霊火(れいか)堂、
弥山本堂を経由し、紅葉谷ルートを下った。
帰路所要時間約1時間、
足首、膝、腰がヘロヘロになり、足取りもおぼつかない状態で
大鳥居に着いたころは日没を迎えていました。
 
登頂、再チャレンジの日は近い!! ぞ!!!
っと
目指せ 1721m
 
追伸:紅葉谷のモミジはまだまだ青々とした緑でした。
 
 

2010年9月20日

弥山登頂<その1>



季節は秋、熱中症の危険性も無くなりつつある今日この頃、
日頃のウォーキング&ジョギングいわゆる“二日課”(2010.8.23をご覧ください)
鍛えた足腰であれば楽勝であろうと高をくくって、
毎日のように見上げるだけの宮島弥山であったが急に登山をしようと思いついた。
 
実に7年半ぶりの弥山登山だ。
7年半前、カメラを首に掛け少々重い三脚は肩に担いでの登山。
ヒィ~ヒィ~言いながらも、紅葉谷ルートから山頂まで行き着いたものの、
その頃には、膝が大笑いし、来た道・階段を引き返す体力もなく、
ロープウェイで降りるという何ともロープウェイの快適さに喜々としながらも、
多少の不甲斐なさを感じた記憶がある。
 
oooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo
 
弥山登山ルートは4つある。
1つは、ロープウェイの楽ちんルート
残り3つが自力による登山ルート、
最短コースの“紅葉谷ルート”
中距離の“大聖院ルート”
最長距離、ちょっとマイナーな“大元ルート”
  
 
今回登ったのは大聖院ルート。
7年半前と違うのは、ルートと年齢とカメラ三脚が軽くなったこと。
大聖院までは町並みを見ながらのなだらかな坂道だった、が、
大聖院を過ぎてから山道に入ると同時に階段、階段、階段、………の連続 
⇓⇓ のような階段が延々と続く
しかも、階段一段毎に高さが違う、40cmほどの高さの階段もある。
あっと言う間に足腰がヘロヘロになり、Tシャツ、鉢巻きにしているタオルも汗だくになる。
 一段毎に息を整えながらの悪戦苦闘の道中、
登山道脇に建てられている丁数を刻んだ石(丁石)が目に付く。
帰ってから判ったことだが、
弥山参詣登山道に一丁<一町>(109m)ごとに設置された道標で、
一丁登るごとに聖地に近づくという弥山信仰に基づき建てられたようだ。
丁数だけ彫られた丁石が多いが、仏様といっしょに彫られているものもあり、
上の写真『一六丁石』は江戸中期に造られたものらしい。
 
 この丁石、長い年月経過した現在、
丁石の設置場所が前後していたり、同じ丁数の丁石があったり、
台風などの風水害により行方不明となったり…で
“丁石ミステリー”となっているようです。
最近で言えば、平成17年9月台風14号の土石流により
いくつかの丁石が流され不明のままとなっています。
 
撮影場所並びに登山ルート⇒『広島フォト散歩map:宮島弥山大聖院ルート
 続く…

2010年9月18日

蕎麦の茎はなぜ赤い

<絞り:f6.3 測光:スポット 露出補正:+1.0 1/100秒 ISO100>
 
撮影場所⇒『広島フォト散歩map:東広島市豊栄町
 
 
前回の続き。
 
東広島市河内町の宇山そば処『さわやか茶屋』でそば定食を頂いた。
ぶっかけ蕎麦と炊き込みご飯と漬物
旧宇山小学校跡地を利用していて、
地元の元気ばあちゃんが主になって営んでいる様です。
校門の石碑、小さなプール、校庭、講堂(体育館?)もそのまま残っている。
茶屋店内も職員室なのか教室をそのまま利用していて超シンプル
そばの味は、まぁまぁ美味しかった…のだと思う。
 
(本当をいうと、全国的に有名な豊平の「達磨 雪花山房」に行った時も感じたのだけれど、
どんな蕎麦が美味しいのかよく判らない)
 
そばを注文して待っている間、奥方が店内壁際の棚に置いてある
『宇山そば処 さわやか茶屋だより』という二つ折りの広報誌をいただいてきた。
第21号(2010年8月)とある。
その“たより”冒頭の書出しにちょっと気になる内容が書いてあった。
 
本文をそのまま引用されて頂くと
 
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 盆前後頃から、そば植えの作業が、あちこちでみられる。そばの育成は非常に早く、九月終わりになると、田畑が白い花でいっぱいになる。
 そして茎の赤さが目立つ様になると小さい頃聞いた「そばの茎はなぜ赤い」の話を思い出すその話は不思議でもあり、悲しくも感じたものだ。
 それはさておき、……
 
      ……後略
 
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結局「そばの茎はなぜ赤い」のか何も書かれていない。
話が長くなるからなのか、
おどろおどろしい話なのか、
活字にするべき内容ではないからなのか、
気になって調べてみると、、、
 
不思議でもあり、悲しい物語。
 
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今日の一枚は、「さわやか茶屋」での昼食後、帰り道で見つけた蕎麦畑。
 
さわやか茶屋周辺にも蕎麦がたくさん植えられているとのことでしたが、
今年は猛暑の影響なのか、まだ花が咲いていない、とのことで
蕎麦の花を諦めていたところ、河内町から豊栄に入ると、
僅かな畑しか植えられていなかったものの
赤い茎が見えないほどに真っ白い花を付けていました。
 
 

2010年9月12日

ぶどう狩り

<絞り:f13 測光:スポット 露出補正:+2/3EV 1/80秒 ISO100>
 
撮影場所⇒『広島フォト散歩map:東広島市河内町
 
 
三原市大和町へぶどう狩りに出かけた。
場所は白竜湖の近く。
 
ぶどうの種類はピオーネ、藤稔、高妻などがある。
先ずは、受付でスーパーで使われているような籠と鋏を借りて
採ったぶどうを量り買いするようになっている。
 
きれいに整備された農場で、何列にもぶどう棚が並んでいる。
狩り担当は家内、私は家内の後を付いて歩き、
時折「これが美味しそう!」と言うだけ。
 
本当はどれもこれも美味しそうなので、過去の経験からついつい採り過ぎてしまうため、
緊縮財政の今日この頃、家内は財布と相談しながら吟味に吟味を重ねる。
 
そんな中、ちょっとカチンと来たのが客のマナー。
ブドウ棚のあちこちに『試食はご遠慮ください!』(受付付近には試食コーナーもあります)
と表示しているにも関わらず
平気でヤンキー座りでパクパクやっているオバサンたち。
 ナイロン袋まで出して用意周到。
 
上海万博の開催時に某国のマナーの悪さが報道されていたが、
このようなのを見ると大したことない…と思う
我国も
 
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 
今日の一枚は、ぶどう狩りの後、昼食にと
東広島市河内町にある宇山そば処『さわやか茶屋』に
行く途中で見つけた黄金色に染まった稲田風景です。
 
 
私の友人大番頭も“大番頭米”を収穫した旨blogにあったが
ここ河内町近辺もあちこちで稲刈りをしていました。
 
前回のblogで“待ち遠しい秋”と言ったけど
ぶどう狩りもそうだし、稲刈り、蕎麦畑一面の白い花など見たり、
セミの喧騒に代わり、草むらで鳴く虫の声などを聞くと
いつの間にか秋は訪れていた。
 
 

2010年9月11日

待ち遠しい秋

<絞り:f8 測光:スポット 露出補正:+1.3EV 1/160秒 ISO200>   
撮影場所⇒『広島フォト散歩map:世羅郡世羅町
 
 
先日(9/5)、
広島県立美術館で日本写真家協会(JPS)による公募入賞写真展に併せて、
風景写真家 米 美知子さんの講演があるということで
喜々として出かけた。
 
米 美知子さんは、2004年に『八甲田森話 ~森に流れる時間~ 』(30作品組写真)
で前田真三賞を受賞、
また、キヤノン プレミアム アーカイブス 「写真家たちの日本紀行」などの
テレビ番組に出演するなど
近年風景写真界の超売れっ子カメラマン。
  
 
講演会には、200名ほど入れる会場が満席状態。
  
米 美知子さん曰く、“風景写真”と言わず『情景写真』、
“ピントを合わす”じゃなくて『ピントを入れる』など
写真撮影に対するこだわりも並大抵ではない。
  
講演内容は、自ら撮った“情景写真”をスクリーンに映し出しながら、
その時の天気だったり、
撮影時刻のことだったり、
光の話だったり、
レンズの種類だったり、
絞りの話だったり、
ピントの合わせ方だったり、
フレーミングのことだったり、
……
……
 
プロカメラマンの凄さを垣間見たような気がした。
 
 
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今日の一枚は、本文とは全く関係なくて、
数年前世羅の観光農園で撮ったコスモスです。
最近、幾分涼しくなったような気がしますが、
秋風に揺れるコスモス気分には、まだまだなれません。
 
 

2010年9月7日

朝焼け

<絞り:f13 測光:中央重点 露出補正:+1.0EV 10秒 ISO200>
 
撮影場所⇒『広島フォト散歩map:廿日市市阿品

 
前回の夕景に続き、今度は朝景です。
2枚の写真を繋いでパノラマに仕上げてみました。
向かって左側が広島市内、中央にはプリンスホテルが写っているので
左側が矢野町、坂町ぐらいでしょうか。
 
撮影は昨日(9/6)、5:10。
日の出1時間ほど前で、手元もまだ暗い頃です。
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夏場にはかなり北寄りから日が昇るため、自宅からは日の出は窺えないのですが、
夏至を境に日の出の方角が徐々に南下し、
8月下旬ころから広島湾越しに拝むことができるようになります。
丁度今頃は、上の写真の真ん中ぐらいからお日様が顔を出します。
 
来年の春先まで朝焼けが楽しみです。

 

2010年9月1日

地御前の夕景

<絞り:f8 測光:中央重点 露出補正:0.0EV 1/100秒 ISO100>
 
撮影場所⇒『広島フォト散歩map:廿日市市地御前
 
 
久しぶりのupとなりました。
 
今日の一枚は、廿日市市地御前から臨む広島湾の夕景です。
 
正面の島は、広島湾の真ん中に浮かぶ似島(にのしま)、
そして、その向こう側は坂町、呉市方面となります。
 
撮影地の近くにある地御前漁港は牡蠣養殖で有名で、
冬には私も牡蠣を買う時には近くのスーパー“フジグラン”には行かずに
地御前漁港内の養殖業者から“打ちたて”の美味しい牡蠣を直接購入します。
 
写真の手前に写っている棚は、牡蠣の稚貝の養殖棚と思われ、
地御前から阿品の海岸沿いにたくさん設えてあります。
 
まだまだ猛暑が続いていますが、暦の上では秋となり、
冬の収穫に備えて広島湾内の牡蠣漁船の往来が増えてきています。